最後のあいさつの刹那さ
今日は本業の話です。
長く入院していた患者さんが退院しました。
末期ガンで余命はあと1か月から2ヶ月。
とても熱心な方で何度も薬について質問されました。
その度にこちらも誠意を込めて説明🗣の繰り返し🔃
こちらも効かないと分かっている薬を患者さんに説明するのはツラい😢
それでも、もしかしたら効くかもしれないと信じて飲んでくれる患者さん。
薬剤師だけでなくガン患者さんを相手するのはどの医療人も苦労します。
何が患者さんにとって幸せなのか?
それだけを考えます🤔
私が今回担当した患者さんは、ご飯🍚が食べたいけど食欲がでないことを悩んでいました。
なぜこんなに食欲がでないのか?その理由は全身に転移したガンの影響です。
ありとあらゆる胃薬を試しました。
患者さんが求めたから。
でも効果は乏しく状態は悪くなるばかり。
今日退院できたのは看取りが可能な施設。
「薬剤師の先生と会うのはこれが最後かな?」
患者さんから言われたとき、胸が痛くなりました。
笑顔😊で退院した患者さん。
本当にこれが最後かも……
人生において別れというものが一番刹那い😢
患者さんにとってあと少しの人生。最後まで笑顔でいて欲しい……
センチメンタルな気分だったので、こんな文章になってすいません🙇
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