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【全力でバカをやるしかないだろう】【やってみなくちゃ分からないだろう】【道の無い道を駆けていく姿が素敵すぎて】【一滴でも情熱が零れれば波紋が起きる】

さざ波が続く大海原に一滴、水を零したところとて、さざ波が止まることはないし、海水温が上がるわけでも下がるわけでもない。

でも、一滴零れたところでは波紋が一瞬でも起きたし、大海に変化という影響を与えた事は事実だ。

何かをして、変化が起きない事はない。ただ、確かに一滴だけでは、その変化も刹那のごとくなかった事にされてしまう。だから、零し続けていくし、一滴を大きくしていく。

変化がさざ波に飲まれないように。

でも、それをやり続けていくのは本当に大変だ。

どんなに小さな一滴でも、それを成すのに情熱がいるしお金もかかる。バカにだってされる。そんな事してたって何もならないって。

自分と戦い、自分以外とも戦い、心血を注いで、注いで、注いで、注いで、それでも大きな変化はそうそう起きない。変化はしているかもしれない。でもその微々たる事に無力を感じ、結局は何もなしえない…そうして人は継続をやめていく。

やめなかった人もいる。

その背中が、僕は好きだ。

風雪に傷つき、心血を注いで痩せ細ったのに、雨風に揺られず、鋼の魂で雷雨にも怖気づかないその立ち姿が、大海原を変化させたという誇りと自信が人に情熱を灯させるその背中が、涙を禁じえなくさせる。

…2022年11月26日。赤坂にて鍋をキッカケにした関係人口プロジェクトのイベントを実施しました。

北海道石狩市・石狩鍋

北海道森町・とり鍋

青森県八戸市・せんべい汁

秋田県大舘市・きりたんぽ鍋

それぞれのご当地鍋に関わる団体と連携し、高校生レストランで有名な三笠高校の生徒に今風のアレンジをお願いして、伝統を引き継ぎつつも、次の世代の鍋という文化を残していく。そんな地方創生プロジェクトの一環として、鍋を一堂に集めた企画を実施。

先述の連携団体にもお越しいただき、今回のイベントの趣旨なんかもお話させて頂きつつ、実際にいかにしてご当地鍋を盛り立てているかなどもお話頂きました。

いあ、お話を聞いているだけで、本当にその苦労と「何のためにここまでやっているのか」という疑念がふつふつと。

とり鍋は伝説と言われており、お話を聞くと一時期を境にお店などでの提供がなくなって、作り方も失伝したもので、それを聞き取りして復活させたようです。

せんべい汁は当初、全国区に広げる事が「恥ずかしい」などの理由で応援されなかったようです(家庭料理だったので、それをお客様にふるまいに出すものではないという意見)。ですが、今では食べたことがある無しはあるにしても、多くの方が名前を知っています。

きりたんぽ鍋は農作業などで冷めたおにぎりを温めるものがモトになったようで、比内地鶏を使うようですが、天然記念物になり、掛け合わせなどの努力をされて本場の味をほぼほぼ再現されたようです。

特に秋田からは大先達、今でも現場一線でやられている「おかあさん」が来てくれて、本当に長年かけて地域に関わってきた方のお話をお聞かせいただき、僕はもぅウルウル。本当に海に一滴一滴、血肉骨肉を注いできたのでしょう。でも、まだ止めない。今でも一銭に立つその姿は、輝いていました。

どの団体もそう。風聞に耐え、傷つき、崩れそうになりながらも、「自分たちがやらなければ誰がやるんだ、こんなバカな事」を一心不乱にやり続けている。道なき道を駆け抜けている。鍋が少しでも世界のプラスになるようにっと。笑う人もいるだろう。でも「やってみなくちゃわからないだろう!(カミーユ調)」なんです!

いあ、なんかだいぶん、熱くなってますなw

イベントの話としては、本当に造り手の方のお話を聞いていただき、その中でもZ世代が今風に導き出したものをみんなで食し、逆にこれは伝統の鍋を食べてみたいとなって、他の地域に行かれるキッカケづくりになったのではないかと思っています。

抽選会なんかも行い、来場して頂いた方にご当地案件を持ち帰り頂きました。

海の景色はいまだ変わらないー変わっていない。でも、残した波紋はないよりもあった方が波の形や方向性を少しでも変えたかもしれない。一回で終わらせないで、また継続していけるよう、多くの方のご助力を頂きたい、一緒に「その先へ」進んでみませんか?

一般社団法人石狩シェアハピシティ計画 代表理事 関聖二。

結びとして、関係者各位様、本当につたない中ありがとうございました。

ご来場者皆様、わたわたとした中でしたが、本当にありがとうございました。

追って写真など共有出来ましたらアップしていきます!

本当に楽しいイベントでした!次回、鍋ドラフト会議を全国規模でやりましょう!

各地の鍋を一堂に集めた、鍋ドラフト会議!賛同者をお待ちしています!!


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