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チームマスダの奇跡7(600文字)

事実に基づく物語

(前回のあらすじ)
福島第二原発は津波の影響で浸水し、原子炉の冷却機能を失ったが。
増田所長以下所員のがんばりで4機ある原子炉すべてを冷温停止状態に持ち込む事ができた。
はたして、これで全ては終わったのか?

3月11日に発生した津波の影響で熱交換施設の機能が失われましたが。

3月13日の深夜に修理が完了し原子炉冷却機能が復活しました。

所員達に安堵が広がる中、テレビ会議の先では新たな問題が進行中でした。


2度目の爆発

冷却機能が本格的に動き出した3月14日11時1分。

福島第一原発の3号機が水素爆発を起こしました。

増田所長は一旦、全員を免震棟に退避させました。

しかし、やらなければならない作業は山ほど残っています。

危機は脱したとはいえ、福島第二もいまだ危険な状態に変わりありません。

危険をおして、再び作業を続けてもらうしかありませんでした。

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