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日本で一番受けたい授業~AKIU SCHOLE~

始まりは1年前、起業体験プログラムでお世話になり今も新企画でお世話になっている方からSENDAI SOCIAL INNOVATION SUMMIT2020の運営アルバイトを紹介していただき、社会課題を解決するために立ち上がった起業家のプレゼンを聞く機会を得た。

震災で社会課題がより浮き彫りになり、
「社会、地域のため」という想いが広がっている仙台・東北だからこそ、
社会課題解決のための様々なイノベーションが生まれてきています。
そんな社会課題に立ち向かう起業家の声を聞き、
課題解決への可能性を感じ、
そしてご自身も一歩踏み出していくきっかけにしていただきたい、
そんな想いのこもったイベントです。

引用:SSIS2020


実際に会場で起業家の皆様のプレゼンを全て聞くことができた。どれも強い思いが秘められた素晴らしいプレゼンだったが、その中でも私はある一人の起業家のプレゼンに心を打たれた。

1:25:52~1:36:53

自分が過去(中学生の頃)にいじめられていて、そこから友達との付き合い方がわかんなくなり、友達の作り方がわからなくなり、人を信用できなくなってしまったというバックグラウンドがあるからだろうか。このプレゼンには強い思いがあった。子ども達に最適な教育を提供するという責任と強い覚悟があった。

そんなこんなでだいぶ時間が経ってしまったが、2021年5月、はじめは先生からお誘いいただいたが日程合わず断念。そして5月2回目の開講日、私はついに受けたい見てみたいと思っていたAKIU SCHOLEの開講日を空けることができた。ここから、その授業を受けた感想を稚拙なライティングではあるが書かせていただきたい。


1,みんないい人すぎる

で、実際に私もこのスクールの授業を体験させていただいた。この時は私以外に3人、下は中学生から上は高校生であった。もちろん私はどんな生徒がいるかは知らなかったし、先生もネット上でやりとりしていたもののリアルでお会いするのはこれが初めてだった。だが、先生も生徒も私のことを「大学生」としてはあまり見ず、同じ人間としてとてもフラットに接してくれた。先生は私にあだ名をつけてくれ、私の隣に座っていた中学生の男の子は私にため口で話し、水切りやウサギとの触れ合いに誘ってくれまるで私が彼の兄であると錯覚させた。


この日はたまたま少人数だったというのもあるかもしれないが、「先生と生徒・大学生の見学者と生徒・先生と大学生の見学者」ではなく全員が「人と人」で接してくれた。


生徒がいい人だったら親もいい人で、ある生徒の親が初対面の私を宿泊先のホテルまで送ってくれた。素晴らしい志を持った方の周りには素晴らしい方々が集まるのだと肌で感じた。


2,授業内容

この日のテーマは特定5因子(ビッグファイブ)、人間の特性や性格は大きく分けると5つに分類されるそうだ。このビッグファイブのテストを行い、普段あまり意識せず、理解していない「性格」についての理解を深める授業が行われた。まずは自分でビッグファイブのスコアをつけてグラフを作成し、次に質問への回答で点数をつけるという形で客観的なビッグファイブのスコアをつけグラフを作成する。以下の画像が私のグラフだ。


画像1

このようなシートに則って、各々自分のグラフを作成する。当然人によってポイントが低い因子が存在するのだが、AKIU SCHOLEの先生は全く否定的な言動をしない。教育上は当たり前のことかもしれないし、口で言うのは簡単だが、それを着実に実践していることはなかなかできないと思う。人は完璧ではないから価値観の齟齬は必ずあるしそれで不快感を覚えてしまうことも当然あるだろう。だが、ここの先生は必ず肯定や+の捉え方をする。それによって生徒は自己を開示し個性を出す。プレゼンで語っていた内容と方針通り、一人一人が輝けるような授業に感銘を受けた。


秋保の大自然と、一人一人に寄り添う先生と、個性的な生徒たちと、とてもやさしい生徒の保護者様と、フレンドリーな民家の方と、全員が輝ける授業スタイル。AKIU SCHOLEは自分にとってはとても居心地のいい空間だったし、きっと通っている子どもたちにとってもそうだと思う。自分も苦しかった時にこんな自由で楽しい学校に通ってみたかった。そう思える温かくて素敵な空間だった。失われた学生時代を取り戻せているような気がした。


是非ともまたスケジュールを開けて参加し、たくさん子どもたちと対話し、自分のことも話し、子どもたちと一緒に同じ目線で学ばせていただきたい。


最後に、このような素敵な機会を与えてくださった先生はじめすべての方に感謝し、この記事を書き終えさせていただきたい。感謝、感謝、本当に感謝。



※本人様から学校内容についての掲載許可は得ています。

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