コツを探すのが一番の遠回り説
学生の頃初めて手にしたスマホには、既にグーグル先生がいた。
だから10代のころから『ググる』生活が当たり前で、かれこれ10年くらい分からないことがあると検索バーに文字を打ち込む生活をしている。
それは情報の無限の泉であり、私がまだ体験したことないことを、いとも簡単に教えてくれる。
さて、私は何かを検索するとき、よく『コツ』というワードを加える。
『韓国語 コツ』とか、『動画編集 コツ』とか。だって、早くできるようになりたいから。
これって、きっと私だけではないと思う。
日常生活でもよく「コツは何ですか?」というフレーズをよく耳にするし、
実際インターネットの世界には、ありとあらゆる『コツ』を説明した記事が広がっている。
でも、最近私は思った。
コツを探すことが、かえって遠回りになっているかもしれないと....。
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最近、4年ぶりにTOEICの受験をした。
目標の点数を決めて、それに辿り着くために毎日1度は参考書を開くと決めた。
Spotifyを消去し、イヤホンからはチルな音楽ではなく、TOEICのリスニングがただただ流れた。
休日に数時間まとめて勉強するのではなく、1日30分でもいいから、毎日問題を解いたり、復習しようと決めた。
すると不思議なことに、今日苦戦した問題が、明日にはスラスラと解けるようになったりした。
あとは問題文を見ただけで、おそらくここが尋ねられるんだろうな...!って予想できたり。
毎日地味に取り組んでいくうちに、TOEICの問題を解くときの感覚を掴んだのだ。
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これって小さい時の一輪車の練習とか、さかあがりに似ているなと思った。
いくら
「体を傾けずにまっすぐにして走るんだよ!」
ってアドバイスされても、
最初はできずにこけてしまう。
頭では体をまっすぐにしないといけないことを分かっているのに、何故かできないのだ。
さかあがりだって、いくらコツを聞いても、友達の観察をしてもなかなか難しい。
でも、一輪車も逆上がりも、毎日こりずに少しずつ練習していたら、ある日自然とできるようになっていたりする。
この、何度もトライしているうちに「自然とできるようになっていた」に到達するまで
ひたすら地味~に何かに取り組むのが、結局1番の近道なのかもしれない。
コツを聞いたり、本を読んで知識を入れ込んだりするよりも、はるかな近道なのかもしれない。
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何かうまくなりたいことがあったり
成功させたいことがあるとき
コツを検索し倒す前に
知識が乏しくても、経験がなくても
とりあえずやり倒してみる。
それがおそらく、1番の近道だ。
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