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人それぞれに辞書の定義がある

夜道を歩いていると、スーツを身にまとった先輩と後輩男性2人の会話が聞こえてきた。

話題は結婚についてだった。


先輩男性は、家にいても会社でも怒られてウンザリだと愚痴を漏らした後に

「結婚なんてなぁ、しない方がええんよ!」

と、叫ぶように吐き捨てた。

後輩男性は苦笑いをしていた。


2人の歩幅は大きく、あっという間に消えていなくなってしまった。


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『この先輩のような先輩』がたまにいる。

その人たちはまるで悟ったかのように


「学生時代は遊んでおけよ。社会人になったら遊べなくなるから。」

「今のうちに好きなことやっておけよ。結婚したり子供が生まれると時間がなくなるから。」

なんてことを言う。


でも、それは先輩の辞書の定義であって

万人共通の定義ではない。

それを信じるのはまだ早い。


社会人になってもたっぷり遊んでいる人はいるし

結婚や子育てをしていても、好きなことをやっている人はやっている。


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人それぞれ、辞書を持っている。

そこにある定義は


その人自身が体験したこと

周囲の人を観察した結果

本などの情報から知ったこと


そんなことで決まる。


「結婚」という単語1つとっても

結婚【名詞】:苦行。自分を犠牲にすること

って定義している人もいれば


結婚【名詞】:好きな人と一緒に人生を2倍濃くすること

って定義している人もいる。


世界に溢れている言葉を、どう定義するかは

いつだって自分次第なのだと思う。


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