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メルボルン到着5日目にして神物件ゲット。欲しいものを掴む鍵は行動力と信頼と運だ

今回の記事は長文で読み応えがあるかと思います!最後までお付き合いいただけると嬉しいです☺︎





メルボルンに来て5日が経過した。

この5日間、思った以上に活動した。

口座を開き、税金関連の申し込みをし、内見巡りをして家を決めた。まるでエスプレッソのように濃くて忙しい日々だった。

トロント編では1ヶ月かかった現地生活のセットアップを25日も短縮することができたのは自分で言うのもアレだがお見事だ。恋人ティムとのチームワークもいい感じで、今のところは二人三脚を息ぴったりで疾走できている。

とはいえ調子乗るといつどこでつまずくか分からないので、謙虚さと感謝を忘れずに日々を歩んでいこうと思う。

今日は一旦お休みデーにしようということで、エアビーでコーヒーを飲みながら執筆したりお仕事を進める予定!休憩も大事だ。



エアビーの隣にある小さなカフェでコーヒーを買うのが最近の至福のひとときである






さて、今回は家探しについて書こうと思う。


メルボルンは現在、家探し争奪戦にある。

オーストラリアプチ移住の人気が高まっているのもあるだろうし、夏のハイシーズンなのもあるだろうし、大きなスポーツ大会が開催されているのもあるだろうし、争奪戦の背景にはさまざまな要因が絡んでいるっぽい。

Facebookに部屋の写真が投稿されると即座にいいねがポンポン付き、コメント欄は「DM送りました!ご確認お願いします!」で溢れている状況。

そんな状況だからこそ、いい部屋を探すには真っ向勝負じゃダメで、大勢の人に紛れて「DM送りました!」ってメッセージしてもムリなんじゃないかと思った。

ということで

実家に帰省している間に戦略を練り、"ブツ"を2つほど手配した。


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※より詳しく、実際の写真付きで記録しているのは2番目の記事!


これが想像以上に効果を発揮し、気になった部屋のオーナーほぼ全てから内見に来ますか?と即レスが来た。そして会ったら必ず褒められた。あなた達が入ってくれるなら…と自ら値下げを提案してくれるお優しい方もいた。

1つだけ未読でお返事がこなかったので、返信率は95%といったところだろうか。

ということで、銀行口座を開設してシティ探検をした日に2件、次の日に1件、また次の日に1件の計4件を内見することとなった。




1つ目に訪れたお部屋は、ビクトリア図書館から徒歩1分のお部屋だった。


ビクトリア図書館ラブ…


驚くことに、メルボルンは東京に住んでいた頃と同じくらいの家賃でプール・ジム・サウナ・ジャグジー付きのお部屋に住めることもあるらしい。

"ただし"他の人と空間をシェアするのが一般的。

1件目のお部屋はロケーションが群を抜いて最強だった。繁華街の中心部だからこそメルボルン生活をとことん満喫できると思う。

とはいえ、かなりコンパクトな空間を他のカップルとシェアしなければいけないこと、その人たちのお部屋が真隣でほぼ話し声が筒抜けになりそうなことが難点となり、恋人ティムと会議した結果見送ることに。

ちなみに部屋の持ち主はオーストラリア在住の日本人女性で、フランス人の恋人と共に1年の半分を旅しているらしい。その期間中にお部屋を誰かに貸しているそうな。

正直内見以上にその話に興味津々で詳しく聞きたかったが、相手の時間を無駄にしたくないので思いとどめた。笑




2件目のお部屋は1件目には劣るものの、これもまた繁華街の近くにあってロケーションがなかなかよかった。

こちらもジム・プールに加えてなんとサウナと図書館付き。

BUTだがしかし

1件目と同様コンパクトなお部屋を他の女の子2人とシェアするということで一旦保留に。

1人ならまったく問題ないのだけど、今回は恋人ティムと一緒に来ているのもあって、可能な限り予算内でプライバシーを多めに確保できるお部屋に住みたかったのだ。




3件目のお部屋はサウスヤーラという素敵な街の中にあった。治安が抜群に良く、栄えている。

マックスさんという方の自宅の1室が空いているということでさっそく見学。他の2つより少し広めで、日当たりが良くて穏やかなお家だった。

空いていたのはダブルベッドのあるお部屋だった。

マックスさんは同居人の人柄を大事にしているらしく、会う前にビデオ電話で少し会話して危険人物じゃないかを確かめるらしい。

私とティムが連絡した日は偶然家にいたらしく、ブツ2つが効果を発揮したのもあり、ビデオ電話を実施することなく内見させてくれた。

飲み物を用意してゆったりと会話する時間をとってくれたので、お互いフィーリングを確かめ合うことができた。

家賃は安めだったし、マックスさんの人柄も素敵だった。レバノン人の彼の職業は麻酔師。タイに1ヶ月旅行に行ったり自由なライフスタイルを楽しんでいるっぽかった。

おもしろい人だなぁと思ったけど、やっぱり3人暮らしはちょっぴり気を遣うかも…ということでこちらも一旦保留。

異国でカップル用住まい探すのむずかしい…!笑




そして、神物件はやってきた。

4件目。なんとFacebookを徘徊し続けていると、奇跡的に予算内で、2〜3人からOKなシェアなしのお部屋が見つかったのだ。

繁華街からトラムで15分、日当たりがよく、食事を楽しんだり洗濯を干したりできるバルコニー、広いキッチン、2つのPCデスクにベッド…

それに加えて、こちらもジムとプール付き。

周辺の雰囲気は1〜3件目にはちょっぴり劣るが、お部屋は申し分ない100点満点だった。

当然このお部屋は大大大人気。コメント欄は内見希望者で溢れていた。

お部屋の持ち主の女性は丁寧で優しい方ですぐにお返事をくれたけど、多数申し込みが来たため2日かけてグループ内見を実施するとのことだった。

提示された日程は1月27日か28日。

私とティムは28日を希望したのだけど、3件目のマックスさんが入居の返事を早めに欲しいとのことで27日に変更してもらうことに。

この時の内見で、私とティムは”真の争奪戦”に参戦することになった…。




同じ時間帯のツアーで一緒になった若い男性3人組は「俺たち3人だからな…ニヤリ」と呟いていた。3人の方が入ってくる家賃が多くなるので、彼らは金銭面であきらかに有利だった。

見るからに積極的な日本人の女の子&外国人のカップルもいた。

こちらはお部屋の持ち主の女性の彼氏さんと知り合いなのが発覚。"勝った"と顔に書いてあった。

内見が終わると、次のグループがドアの前で待っていた。なんとその中にも知り合いがいたようで「わあ、こんにちは!」と挨拶を交わしているではないか…

私とティムは、明らかに不利な状態にあった。


でもやれるだけのことをやろうと思い、その後メッセージを送ることに。

メッセージにはまず、忙しいにもかかわらず丁寧なやり取りや内見をしてくれたことへの感謝を綴った。その後、一番肝心な「住みたいです」という意思を伝えた。

それ以外にも少しでも相手に安心材料を渡せるように、ビザの期限がほぼ1年あるので指定の滞在期間を守れること、すぐにでも移動できること、お酒を飲まないためお部屋でどんちゃん騒ぎをしないこと、持ち主の女性がいつ戻ってきてもいいように大事にお部屋を使用することなどを伝えた。


しかし。



その数分後に

男性3人組に先に連絡を貰ったため残念ながらその人にお貸しします…申し訳ございません!!というメッセージが返ってきたのだった。

えーーーん悔しい(;-;)

とはいえ、落ち込んだところでそのお部屋には住めないのだ。

今私にできるベストは、次に進むこと…つまり新しく気になるお部屋を探し、連絡することだ。

すでに内見した3つのお部屋のどれかに住むという手もあったのだけど、ティムと話し合った結果、迷うくらいなら見送ろうということで

お部屋を見せてくれたお礼と共に、もう少し探してみますという旨のメッセージを送信した。

今日投稿した過去記事にも書いたけど

物事をうまくいかせるためには執着しないということが大事だ


私はさらなるオプションを探すべく、物件情報が掲載されているFacebookグループにさらに加入し、良さげなお部屋を見つけては保存し、メッセージを送り続けた。

時刻は深夜1時前。正直、さすがに疲れていた。

ああもう今日は一旦お開きにしよう…ぐっすり眠ってまた明日頑張ろう…と思ってスマホを手に取ると、信じられないまさかの出来事が起きていた。


なんと

神物件の女性から連絡が届いていたのだ。


要約すると、3人組の男性から「入居希望ではあるが、やっぱりあと少しだけ考える時間がほしい」と連絡が来たようで、それならばと私に連絡することにしたらしい。

全体のやりとりを通して信頼してお部屋を貸せそうだと思ったので、できればあなたに借りて欲しいですと言ってもらうことができた。

ただし条件付きで、ほんの少しだけ家賃が値上がりすることに。こればかりは3人組の男性に貸すことで話を進めようとしていたのだから仕方のないことだ。

結果30ドルほど予算オーバーすることになったのだけど、シェアなしで繁華街から遠くなくてこんなにもいいお部屋に住めることを考慮したら奇跡案件だと思い、交渉に応じることに。

現在は書類を作成してもらっているところだ。




こうして、私たちの家探しは5日で幕を閉じることとなった。

この経験を通して、私は大きなことを学んだ。

それは、欲しいものを掴み取るには、行動力と信頼と運が大事になってくるということ。

今回の例でいうと

自分たちが欲しい部屋を見つけるためには行動力———つまりFacebookやその他のサイトを駆使してさっそくお部屋を探し、実際にメッセージを送り、先延ばしにせず即内見に出向くというアクションが必要不可欠だった。

欲しいものはこちらに向かって歩いてくることはない。だから、こちらから歩いて掴みにいかなければならないのだ。

そして次に信頼。

生きてる限り、ほぼ全てのやりとりは「人ありき」だ。異国での家探しはもちろん、学校探しも仕事探しもパートナー探しも全部信頼がものを言う世界だ。

うわッこの人大丈夫かなぁ…って少しでも思われると家は貸してもらえないし、試験や面接は突破できないし、マッチングアプリだと即スワイプされるだろう。

でも

この人なら大丈夫、安心できる!!って相手に思ってもらうことができたら、交渉はスムーズに進むし、選んでもらえるし、望んだ未来が手に入りやすくなる。

ちなみに、冒頭で紹介した”ブツ2つ"というのは、信頼度を高めるためのものだ。

それ以外にも

相手と接する時の言葉遣い、思いやり、返信の速さ、違和感を与えない服装、表情など

自分の信頼度をどうすれば高められるか?

って考えることはあらゆる交渉においてマスト。


そして最後に、運。

もしも内見ツアーを1日早い日に変更していなかったら、私たちは選ばれることがなかっただろう。

あまりにも好条件のお部屋なのだ、初日のツアーに入居希望者が殺到するに決まっている。

内見を1日早めたのは、3件目に訪れたマックスさんが早めに返事をくれるとありがたいと言ってきたからだった。

あと、男性3人組が「やっぱり少し時間がほしい」と言わなければ、物件が私たちに巡ってくることはなかっただろう。


幸い、運に恵まれていた。

ちなみに私は

運は80%コントロールできないが、20%くらいはコントロールできる

という風に考えている。

ある程度は自分の力で運気を上げられるのだ。

これに関してはゆっくりと語りたいのでメンバーシップマガジンにおいおい書こうと思う。



ということで….

家が決まったーーーー!!!!!(´;ω;`)♡


私たちは2月の初めに引っ越しします☺︎


残すは仕事。

オーストラリアにいるうちにたくさん旅行したいし、シティライフを楽しみたいので、翻訳とエッセイ活動に加え、現地でのお仕事をバリバリ頑張る予定!!



To be continued…




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