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冬っぽい春には種をまいて、水をやってる

毎年、春は第二のお正月のような気分だった。


新学期や、新生活など、何かしら新しい環境や人に出会う季節だし、何かに挑戦するなら四季の中で春が1番しっくりくる。


4月の初めって、まるで気持ちが洗濯されて真っ白になった気分だ。柔軟剤のようないい香りすら漂ってきそうだもの。


そんな春は、やっぱりいつだってスタートを切るのにふさわしい期間だった。





けれども今年は桜が咲いているのに、どこか冬のよう。





目に見えている季節はたしかに春だ。桜並木と、ポカポカの空気。

でも厳しい寒さに耐えながらじっと身を守るような、そろそろあたたかくなるよね?って期待しつつも、冷たい風がびゅうびゅうと吹き続けていて当分止む気配がないような、どこかそんな感じがする。




じゃあ私はこの期間に何をしたらいいんだろう。


のんびりと、でも、じっくりと考えていた。  





その結果、今は種まきと水やりの期間かなって思った。



始められることは、始める。

できることは、やる。


それをひたすら伸ばしていく、だまだまと続けていく。


お花が元気よく開花するために、その準備として、種まきと水やりをする。


お料理に例えると、フライパンで具材がいきいきと飛び跳ねている瞬間というよりは、だまだまと美味しくなるための仕込みをする。


なんか、きっと今はそんな時間なんだと思う。






冬っぽい春には、種をまいて、水をやってる。



そしてまた春っぽさが戻ってきたときに

長い冬の間にこつこつと守り、大事に育ててきた何かが、パッと咲いてほしいなって思う。




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