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25. 商売の種の見つけ方

オリジナルな仕事の作り方 第25弾です!

商売の種の見つけ方


このマガジンの最初のエピソードで、こんなことを書きました。


仕事は自分で作れるという事実は、私にとって大大大ニュースだった。

会社を作って従業員にご飯を食べさせる起業よりもはるかに小規模で、自分1人でも運営できる自由な商売。そんな働き方を、私は心の底からずっと求めていたのかもしれない。

そういう働き方もあるんだと気付いたきっかけは、実は帰省だった。

ふと思ったのだ。そういえば私が育った町の人たちはどうやって働いて生きてるんだろう?って。

ここには東京のように大きなビルを構えた会社は1つたりとも存在しない。じゃあ、大人たちはどう働き、どう生きていたんだっけ…?ゆっくり散歩しながら見渡してみて、10代の頃を思い出してみてハッとした。

そういえば、この町の多くの大人たちは【自分の商売】をしていたと。

例えば、市場の近くで美味しいスムージーを作って売っているお兄さんもいたし、ビーチヨガ教室をしている綺麗なお姉さんもいた。

キャンプのプロのおじいちゃん集団は、毎年『夏の森のこどもキャンプ』を開催していた。私も小学3年生の時に参加したが、自分で竹を切って食器を作ったり、魚を釣ったり、摘んだよもぎを天ぷらにして食べたりと、普段はなかなかできない体験ができた。自然の中で生きる術を学んだ興奮は、今でもはっきりと覚えている。

中学校の近くに家があった先輩のお母ちゃんは、とある有名な大学を出たらしかった。そんな彼女は持ち前の頭脳を活かし、和室を学生塾にしていた。私もかつては生徒で、毎週部活帰りに通っていたなぁ…

子供の頃は考えもしなかったけど、大人になって見えた景色。

この町では、自分の中にあるものを【仕事化】してお金を稼ぐということがわりと当たり前のように行われているではないか…!!

そんな彼らは本当に生き生きと商売をしていた。死んだ魚のような目をしていなかった。大変なことももちろんあるかもだけど、私には彼らがキラキラと輝いて見えた。

私は答えを見つけた気がした。私が求めていた真の働き方はコレだと。

就職でもなく起業でもなく、自分1人でもできる、自分の中にあるものをフル活用した商売。



そんな感じで、私は商売の町で育ちました。

周りにいたほとんどの大人たちは自分の商売をしていましたし、それに影響されてか、私の小学生の頃の夢は「ケーキ屋さんをオープンする」とか「ミシンを買って仕立て屋さんを開く」とか、"自分が仕事を作るという前提"で生まれていました。


あと、もうひとつ影響されたことがあります。

それは、『商売の種さがし』です。

大人たちが呼吸をするように、というか無意識レベルで商売の種を発見していたので、私も気がつけば癖で探すようになっていたのです。


ということで

今回の記事では、『商売の種の見つけ方』について書いてみます!

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