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早いうちに間違っておく。修正が出来るから。

デザインの仕事をしていると、どんなに自分の中でベストなものを作っても、完璧にこだわっても、時間をかけても、ほぼ修正が入る。

働き始めた最初の週、1つのデザインを作るのに時間がかかっている私を見て、韓国人の上司はこんな言葉をかけてくれた。


「間違ってもいいから、とにかく出してみてね。一発OKを目指さなくてもいいの。まず出して、そこから修正を重ねて、どんどん良くしていくんだよ。デザインに正解はないから。」


そのアドバイスを鵜呑みにして、わたしはとりあえず出して、修正をもらって、を繰り返した。


するとどんどん良くなっていった。

発見もたくさんあった。


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ふと、デザインは人生にちょっぴり似ていると思った。

正解はないし

完璧にこだわりすぎたり

失敗を恐れたり

考えることに時間をかけすぎると

目の前の景色はなかなか変わらない。


とりあえず進み、失敗し、ああこうしたら上手くいくんだな、失敗するんだなって発見する。

それを繰り返しながら、私たちは前進していく。学んでいく。

間違ってもいいのだ。必ずやり直しがきくから。

早く間違った方がいいのだ。その分たくさん修正して、たくさん良くなるから。


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多様な生き方が選べるこんなご時世だからこそ、「失敗しないように、皆と歩幅を合わせて!」じゃなくて、「間違ってもいいよ。とりあえず自分が思うように進んでみな。」という言葉に触れる機会が多くなればいいのにと思う。


初めて入った会社を辞める前

もっと自分らしく生きよう、ふらっと旅に出ようと決めたとき

この世の終わりくらい悩んだ。

煮詰まりすぎて、ジャムになるかと思った。

それでも、意志のある方へ進んで心からよかったし、人生もなんとかなった。


一か八か、みたいなロックな考え方をしなくても

もっと気軽に何かに取り組んで

気軽に失敗して

気軽に軌道修正してもいけばいいのだと思う。


そんなことを、デザインを通して改めて思い出したのだった。


メモ: 一発オーケーを目指さない


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