成功は、試行錯誤と失敗の花束だ
私は幼い頃、空手少女だった。
小学2年生のときに道場に通い始め、そこから5年間雨の日も風の日もほぼ毎日練習をした。練習があるのは週に2回。水曜日と金曜日だったと思う。
それ以外の日は毎日家で自主練していた。放課後に友達と駄菓子屋さんでかき氷を食べ、5時のチャイムが鳴ったら家に帰って、ひたすら練習。
そんな毎日を長らく繰り返した。
初めて大会で優勝したのは小学4年生の頃だった。
どれだけ練習しても勝てなかった相手と戦うことになり、初めて勝つことができた。
初めて獲得したトロフィーは大理石で、ずっしりと重かった。
忘れもしない
私が人生で初めて栄光を手にした瞬間だ。
ここに辿り着くまでに、私は(小学生ながら)幾度となく敗北と挫折と涙を経験してきた。
勇気を出して挑んだ試合は1回戦で敗れまくり、道場の練習試合でも全然勝てなかった。
練習試合の途中に
「君の試合、いいところが全然ないよ」
と審判に嘲笑われたことはいまだに覚えている。
悔しかった。悲しかった。心が折れた。
何度も辞めたい、いやだと思った。
なぜこんなにも勝てないのかと密かに泣いた。
それでも、当時は諦めずに毎日練習を続けた。
試合のビデオを見て研究し、この選手はこういう技が得意だからこういう風に攻めようと作戦会議をよくしたものだった。
ただひたすら試行錯誤と失敗を繰り返す日々。
そして、ようやく欲しかったものを掴み取った。
授賞式で自分の名前が呼ばれたとき
全てが報われた思いだった。
この経験は幼い私に成功の正体を教えてくれた。
成功は、試行錯誤と失敗の花束みたいなものだ。
ひたすら試行錯誤と失敗を繰り返すことは、暗いトンネルを走ることに似ている。
報われないかもしれない。
それでも信じて走り続けていると、一筋の光が差し込むことがある。
綺麗事を言うのは好きじゃないから言うけど
試行錯誤と失敗を繰り返しても光が見えないことだって全然ある。
でも、それでも
試行錯誤と失敗を繰り返さないと光は見えない。
ギャンブルみたいな賭けだけど(^-^)
今ってSNSとかで
人生うまくいっている人たちとか
とびきりかわいくてスタイルいい人たちとか
お金持ちの人たちとか
たくさん見ることができるけど
その人たちが映しているのは氷山の一角で
きっと裏で泥臭く淡々と失敗と試行錯誤を重ねてきた人たちなのだと思う。
だからうまくいったんだと思う。
そのシーンをただ映してないだけで。
だってさ、ありえないもん。
人生なんて何もしないと詰んでいく一方だし
スタイルなんて何もしないと脂肪がついて骨盤が歪んでいく一方だし
お金なんて、何もしないとなくなる一方だ。
何事も、何もしないと悪くなっていく。
それなのに超いい状態を維持できてるってことは
そこに至るまでに
何かをしまくったんだろうなって。
足掻き続けてきたんだろうなって。
たいていのことは、一筋縄ではいかない。
それがデフォルトだ。
例えば今日初めてテニスをした人は下手くそかもしれない。
でも
基礎を学んで、プレーの場数を踏んで、強い相手と戦って、負けて、なぜ負けたのかを考えてを1年間繰り返せば、少なくとも始めた当初よりは確実にうまくなっている。
ヘタクソになることは、100%ない。
成功は、試行錯誤と失敗の花束だ。
そう思うと
今は報われてなくても
何も進歩を感じられていなくても
失敗してしまっても
今日のこのアクションは
花束のほんの一部くらいにはなったかなって感じられる。
私は今日も、大きな成功の花束を作るために
ひたすら、試行錯誤と失敗を積み重ねる。
おしまい
今日も読んでくれてありがとうございました☺︎
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言葉を通して誰かの人生を「昨日よりも」幸せにすること。
それが実現できるように
誰かが見てくれるように
今日も、明日も、明後日も、書き続けます☺︎
では、また会いましょう!
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