「先」のことを考えては不安でいっぱいになってしまう人へ
オーストラリアに行く前のこと。
でっかいスーツケースをパカっと開いてパッキングをしているとき、偶然聞いていたラジオからこんな感じの言葉を聞いた。
ほう、と思った。
現代人は先のことで頭がいっぱいで、将来のプランを流暢に語る人は一目置かれ、将来の蓄えがある人はデキる人の印を押される。
対して、将来について考えていない人の風当たりは厳しい。
今やりたいことを必死で追いかけてる人は時に夢追い人(笑)という印象を持たれ、こういうことがしたいんですと語ると「そうなんだ!いいねぇ〜」の後にカッコワラがまとわりつく。
まだ開花してないクリエイターは、将来性のない人として結婚相手から外されたりする。
世の中は安定している人に優しいが、結果が出てない不安定な人にキビシイ(結果が出た途端180度待遇が変わるが)。
窓口の決まり文句は「何か将来の不安はありますか?」だったりするし、まだ入社していない企業の面接で3年後の目標はなんですか?と聞かれる。
先、先、先。
先のことばっかり考えては不安になる。
だからほとんどの人は
”先”のために身を削って働いて
”先”のために口座を肥やし続けて
”先”のために我慢をする。
そして
死ぬ間際にこんなことを言う。
「もっと今を生きればよかった」
「もっと若い頃に挑戦すればよかった」
「もっと自分のために楽しめばよかった」
こんなのせっかく生まれてきたのにあんまりだ。
いや、確かに先のことを考えるのは大事だよ。
でも
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