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わたしはわたし

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今のわたしがどう生き、どう思っているかを忘れないために
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#日記

心臓

心臓

心臓
作詞・作曲 トーマ

汚れた命を許してほしい
神様の愛から剥がれ始めて
こんな機械みたいな声と心が
遠くにいるあなたに届きますように

感情も愛情もみんな壊れた
崖から落ちるような夜があったこと
「あなたは誰より強いから」って
「全て変えられる」って
そんな気休めはもう、いらないんだ

何度傷つけ合っても
ぐしゃぐしゃになっても
命を吸い取り生きてゆく
離れてしまっても
殺されてしまっても

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推薦状という名のラブレター

推薦状という名のラブレター

この気持ちを忘れないために書き留めておきます。

毎日毎日、夕方自宅のポストに5通ずつくらいでまとめて届く推薦状という名のラブレター。ひとつひとつ丁寧に開けて、ボロボロ泣きながら読んでいます。失読症があっても手書きの文字なら難なく読めるので、スラスラと、その人の声で再生される手紙は優しくて爽やかで暖かい春の風のように背中から包み込まれながら前に進ませてくれています。

中には推薦状とは別に励ましの

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わたしはわたし

わたしはわたし

今日はこの曲を聴きながらつらつらと文章を書いている。

飲み屋で働いていれば都合の悪いお客さんを自分の意思で弾くことができる。けど風俗は、予約を入れられてしまえば行かなくてはならない。なので自分の好きなお客さんだけ接客するなんてそううまくはいかない——いや、うまくいく、うまくいかせるんだ。

昨日私が敬愛している女と少しの時間酒を飲んだ。彼女も私と同じく、夜に生きる人間だ。「私らは酒を酌み交わさな

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歌舞伎町の女王

歌舞伎町の女王

数日前、希死念慮おばけが襲ってきたせいでコデインを大量服薬してしまい、身体の輪郭が今もぶれている。とりあえず休めと脳や身体は訴えてくるが、休んでしまったら金が稼げんので生活できん。人間というのは生きているだけで金を消費するので、休む時間を作るためにも働かねばならぬのだ。ぼんやりする頭とここ2、3日の記憶のない間に作った傷やアザの痛みを感じながら身体をどうにか動かして、仕事前に新宿の地下のカトラリー

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