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2分で読める子育てエッセイ№666『なんの変哲もない』

学校行事のため、急遽、給食がお弁当に変更になった。

「えー!お弁当作るの~?」

日頃の給食にどれだけ助けられているか、身に染みる日。
年に数回の、お弁当を作る慌ただしい日が今年もやってくる。

すると、小6の娘が給食の献立をチェックしながら微動だにしていないことに気がついた。神妙な顔で長い間みているのが、さらに気になる。


「もしかして、好きなメニューとお弁当の日が重なった・・・なんて文句言わないよね?」


ちょっぴり不安になって娘に声をかけると、娘はメッチャ言い顏でこう言った。

「よかった~。なんの変哲もない普通のメニューの日だった」


なぬ!


「年に1回しか出ませんよ、なんてレアなメニューの日でなくて、本当によかった~」


ですよね~。



お母さんのお弁当の日は、なんの変哲もない普通の給食のメニューの日。


ワタクシ、なんの変哲もない、いつもの弁当を作ろうと思っていたのに、ぐぐっとハードルを上げられた気分。

年に1回しか食べることができない弁当にしないとダメ?、という見えないプレッシャーを受けることになった。




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