2分で読める子育てエッセイ№489『想像以上に嬉しい!』
休日の朝、義母が遊びに来るので、掃除機をかけて床を拭き掃除。
テレビを観ている子供達に声をかけた。
「拭き掃除の手伝いして~」
使い捨てのシートを一人二枚、両足で1枚ずつ踏んでスケートの様に歩き回って~といったら、喜んでウロウロしてくれた。
でも、途中で飽きる。
そのうち小5の娘は細かい所まで拭き始め、小2の息子は道具を交換。あちこちの髪の毛とゴミをコロコロできれいにしてくれた。
めっちゃ、助かる。
本音を言えば、お休みの日に一人だけ家政婦になっている感ゼロ。
嬉しかったので感謝の言葉と共に、ちょこっとだけお駄賃を渡した。
そこに、ようやくだんなが起きてきた。
自分の親が来ると言うのにいい御身分ね。ムカついたので、こう言った。
「子供達がね~掃除手伝ってくれて、と~ってもきれいになったの。ホント助かった~。3人で頑張ったよね~。」
言葉にしていない言葉が、発した言葉以上にたくさんある。読み返すたびに、どんどん腹立つレベルが上がっていく。
それを聞いただんなが何かを感じ取ったのか、こう言った。
「ありがとう!きれいになったからすっごく気持ちいいね!はい!これ」
よかったね~。二人とも!本日2度目のお駄賃ゲット~!
ワタクシも一緒に並んで手を差し出してみたけれど、ニコッとゼロ円スマイルのみだった。ちぇっ。
すると、今度は息子がワタクシに手を差し出した。
「はい!お母さんにもご褒美!」
見たら、息子が好きなチョコのお菓子が2つも。
うそ~ん。想像以上に嬉しいんですけど。
鬼の目にもうっすら涙。
ワタクシのモヤモヤもどこかに行った。
フワフワと舞う綿埃の様に。
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ