2分で読める子育てエッセイ№564『黙々と何かを作っていた男子達』

先日、小2の息子が黙々と何かを作っていた。
ゲーム以外でこんなに集中するなんて・・・何事？
気がついたらダンナが率先してそれを楽しんでいる。
 
え・・・？
こより？
しかもこんなに大量に？
何に使うの？

 誰かくしゃみを無理やり出したいの？
それとも、ダンナが小遣い稼ぎに内職を始めたのか・・・
久しぶりに見たけど意味わからん。
 
すると忙しそうな人？がもう一羽。
わが家の小鳥、キンカチョウ（錦華鳥）のポワポワ兄ちゃん。
 
鳥かごの端にわざとらしく置かれた大量の「こより」をウハウハしながら品定め。それをさらに巣に運んで黙々とカスタマイズ。

 
こよりを、巣材にしているの？
面白―い。
 
ところが、息子を見るとこよりをつぎ足しどんどん伸ばしている。
長く、長～く、長～～く！

あのぉ、時間を忘れるほどお楽しみ中お邪魔してすみません。
それは何？　一体何に使うの？

すると息子は今更何言っているのかと、不思議そうな顔してこう答えた。
「これも小鳥の巣材だよ？小鳥が好きなところで切ったらいいかなと思って。」
 
うそーん、なにそれ！
そのトイレットペーパー的発想。
小鳥がこよりをちぎれるかどうか知らんけど、その発想ワタクシにはなかったわ～。

 ※※※
うちの小鳥の巣はベースが藁で作った皿状の巣。
その上に毛糸、タコ糸、豆苗をクルクルと巻いてカスタマイズ。
そして今回新しく「こより」が初めて巣材として使われた。
ティッシュを細く切っただけのものはお気に召さないこだわりよう。
いつ見てもとってもカラフル。一度お昼寝してみたい・・・。

この巣はオスのポワポワ兄ちゃんが作っていて、2羽目のコッコは決して手をださない。（たぶんコッコは女の子）

たま～に、2羽が言い合っているのでもしかしたら、
「これダサくない？」
「いや、これは譲れない」
なんて喧嘩しているのかも。

※※※

ポワポワ兄ちゃん、今日もせっせとこよりを運ぶ。
その隣のテーブルで、ダンナもせっせとこよりを作る。

男子は、とっても忙しい。
女子はのんびり見てるだけ～。