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2分で読める子育てエッセイ№776『あくまでもゲームの記録!』

小3の息子とテレビゲームをすることに。過去のゲームの記録を見ていると、懐かしくていろんなことを思い出す。
「え? これは娘が1年生のときの記録?」
今は小6の娘もこれでよく遊んでいた覚えが。あれからもう5年? 
よくよく考えてみたら、そのゲーム機は息子が生まれる遥か前に発売されたものだと気がついた。
「ついこの間買った気がするんですけど。まだ新品同様なのに?」
知らん間に、結構な月日が流れていた。

息子と「相性チェック」というお互いが何がスキか、気になるかを当てるゲームをしていたときのこと。
「5問中2問しか当たってないよ」
と、息子が残念がって口を尖らせた。
「え~。そこそこよくない?」
とワタクシ思っていたら、ある記録を息子が指さしてこう言った。
「だってさ、一番点数がよかったのは、お姉ちゃんとお母さんでしょ?」
あ! ホントだ。100点。
「だから僕も100点を目指す」
わ~、これはなかなか厄介。
負けず嫌いだなと思っていたら、今度は違う記録を見ながら息子がこう訊いた。
「一番悪かったのは0点? お母さんと誰?」
そこにはワタクシと義母の名前、そしてお互い目を合わさずドンケツ状態で深~くため息をついているアバターがしっかりと記録されていた。

うそーん。まだ残ってるのこの記録?

確かこれをやろうと言い出したとき、義母はコントローラーの使い方が分からないと焦っていて、娘がああでもない、こうでもないと教えているうちにタイムアップ。ただの1回もうまく動かすことができないまま終了してしまったような記憶がうっすらと。

毎回、この記録を見るたびに「リアルな嫁姑」の仲の悪さを証明している点数ではないから! あくまでもゲームの記録! という吹き出しをつけたいとモヤモヤするワタクシ。

たまにはゲームの調子が悪くなって、抹消されてもイイ記録があることを知った。
とほほ。



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