2分で読める子育てエッセイ№699『もはやレベルが違い過ぎて』
ちょっと前、小3の息子がルービックキューブにハマった。
最初はワタクシが一面揃えて息子に見せるだけでも
「すごーい! お母さん」
と言われ、ちょっとだけ得意になっていた。
※
ある日、息子がいい顔してやって来た。
「お母さん! みてみて! 一面揃ったよ!」
嬉しそうに言ってきたのはつい最近。
その後、息子はいくつか流派があるなか、ある動画をお手本にしながら6面揃えられるようになった。
「パズルなのに答えをみながら解くなんて・・・邪道」
とワタクシ思っていたのに、なんのなんの。
「ええっ~と・・・これ、どういう意味?」
と、動画をみてもなかなか前に進まない、頭の固いワタクシ。
「一手間違えたら、もう、直し方が分からない」
と、戸惑っているうちに、頭の柔らかい息子にアッサリと指導される立場になってしまった。
※
後日、息子がこんなことを言い出した。
「お母さん、僕、6面揃えるのに何分くらいかかるのかな?」
早速タイマーをセットして、測り始めた。
でも、いざ測ってみると、息子は超緊張し揃えられなくなってしまった。
「あれ?あれ?」
さらに5分過ぎても揃わないと、機嫌が悪くなった。
それからは、挑戦しては失敗して、機嫌が悪くなる。
挑戦しては失敗して・・・を繰り返すハメになる。
ところが、そんなモヤモヤする時期も長くなかった。
「お母さん! 3分ちょっとで6面揃えられるようになった~!」
うそーん。
昨日まで、時間が測ったら揃えられなーい!って言ってたのに~?
その後も、調子が良ければ順調に6面揃え、ドンドンタイムを縮めてきた。
今は2分ちょっとが最短時間。
固めのカップラーメンが作れる時間だね。
※
「はい! こんどはお母さんの番」
とルービックキューブを息子に手渡されるけれど、動画を何度も止めて、戻して、カンニングしながらでなければ、6面揃えられないというしょっぼいレベルのワタクシ。
もはやレベルが違い過ぎて、一緒に楽しく遊べなーい!
どうせアッという間に揃うので、遠慮なく息子のためにグチャグチャにする係の方がスッキリ。
とほほ。
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