№17【2分で読める】日々の暮らしにクスっとエッセイ『いまやトリあい』
うちのダンナは、毎年冬にずずめに餌付けをしているうちに、すずめを見分けることができるようになったという。
特に人懐っこい3羽には、羽の柄をヒントに「おてもやん」「ビリーザキッド」「ゆきちゃん」と名前を付けていた。
「今日、おてもやんがさ~」
などと、その様子を話すたびに、ワタクシをドン引きさせていた。
※
先日、ダンナがすずめ用に買ったごはんが、青米多めの玄米で、肝心のすずめに大不評だという作品を書いた。
なんたって、2日もダンナのごはんを待っていたずずめ達に、首をかしげられ1口も食べずに帰られた、という前代未聞のお米。ダンナの凹みようといったらなかった。
でもそんな中、1羽だけ、モリモリと、たらふく食べては、満足そうに帰っていくすずめがいた。
そのすずめは、5年くらい前からのお得意様、白い模様が目を引く「ゆきちゃん」の子供だと思われる。
さらに3~4日経った頃、1羽だったスズメが5羽ほどに増えた。
そのスズメたちも、お得意さんの「ビリーザキッド」の一族と分かった。
「よかったね。食べてくれるすずめが増えてきて」
ありがたき幸せ。お得意様。
※
ところで、この青米多めの玄米。一体どんな味がするのだろうか。
今回のお米も「小鳥用」とは書いていない。
以前買った、割れ米も粒の小さいお米も、ただただ小さいだけ。味は全然変わりない。
ちょっと試しに食べてみようと、今回も1合だけ「玄米モード」で炊いてみた。
炊飯器の玄米モード、本気最大級に力を発揮したのか、小6の娘とダンナとワタクシの好みにぴったりの玄米だった。
悪くな~い!
プチプチしておいしいよね。青米も全然気になら~ん!
ところが、こんどは別の問題がおこった。
「玄米ご飯、たま~に食べたいよね?」
ワタクシ共人間が、そのごはんのおいしさに感づいたころ、すずめが10羽に増えてきた。
その味がすずめにも、わかってきたのか評判になってきたのか知らんけど。
えっと・・・。
お得意様のすずめの一族によって、残った青米多めの玄米20キロを無駄にすることなく、ホッとするどころか、もうこれ以上、増えなくてもいいかな、なんて思い始めているワタクシ。
今後、すずめとわが家の家族で、トリあいになりそうだとか、そうでないとか。
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