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2分で読める子育てエッセイ№898『小人さんがいるのか、呪いが掛かっているのか』

子供たちが夏休み。
子供部屋にあるテーブルが全く片付かない。散らかす小人さんがいるのか、テーブルに呪いが掛かっているのか。
宿題の道具は1つも出ていないのに、ゲーム類、お菓子、スマホにパソコンが所狭しと置いてある。
「もーっ! 片付けてよ~!」
そんな言葉でキレイに片付くなら、だ~れも苦労しない。

ある日、暑すぎて外にも出かけられない小4の息子が、卓球のラケットを持ってワタクシのところにやって来た。
「お母さん、子供部屋のテーブルで卓球しない?」
まあ、忙しいわけでもないけれど、憂鬱なのはテーブルのうえ。とてもピンポン玉が跳ねる状態ではない。なのでワタクシ、息子にこう言った。

「え~。テーブルのうえ、ごちゃごちゃしているから卓球できないじゃーん。それにお母さん、まだ洗濯物を畳んでいる途中だからできな~い」

その言葉を聞いて、息子の目がキランと光った。
「だったら僕がテーブルのうえをキレイに片付けておくから、なるべく早く終わらせてきてね。絶対だよ」

本当かな~、と疑いながら子供部屋に向かった10分後。
なんということでしょう~。
テーブルのうえはピッカピカ。久しぶりに何もない状態になっていた。

ひょーっ!
これ使える! 次回から「卓球しようか!」って言えばいいじゃーん!
ワタクシ、超簡単な魔法の言葉を手に入れた。

何回使えるかは知らんけど。


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