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2分で読める子育てエッセイ№632『遠慮しないで、どうぞどうぞ』

ある日、ソファーの敷物に、食べていたサンドイッチのレタスを思い切り落としてしまった小2の息子。
 ソースが付いていない部分だったのがせめてもの救いだった。

息子は
「えへへ、いま拾えないや」
と笑いながら、そのレタスをそのまま放置した。
どうやら両手でサンドイッチを持っていて、手を離したら、バラバラになってしまうと思ったらしい。

それを目撃したダンナと、小5の娘。それは仕方ないよね~と放置した。
 
娘が、そこでこう一句。
 
「草映えし、ソファーのモフモフ、カビ生えし」

訳:落とした草、すなわちレタスが、ソファーに敷いてあるモフモフのマットのピンク色に映えてきれいに見える。でも、そのうちカビが生えてくるんだろうな。薄い緑から、色の濃い緑に変化するともっとキレイに見えるかもだけど、やっぱり触りたくないな~という気持ち。

 
なるほど・・・。
レタスからカビが生えるほど時間の経過が感じ取れるうえ、結局誰もそのレタスを拾うこともなく、やや汚れてしまったマットもそのままにしておきますよという宣言。あとは母に、何とかしてしておいてねという、人任せな感じがよく出ている作品・・・だよね。

ふーん。
なごむわ~。

ご褒美として家族全員に「レタス片付ける券」「またワタクシに押し付ける気?母の機嫌がわるくなることを、よけん(予見)!」「放置しておくと、きけん!(危険)」をプレゼントします!

おめでとう!

いやいや、遠慮しないで、どうぞどうぞ。
 

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