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エビアボカドサンドが美味しかった

出掛ける度に、街が変わっていくことに気がつく。
それまで当たり前にあった店はなくなり、なかったはずの新しい店が開いている。
なくなると事前にわかっていれば淋しくて名残惜しみながら時の流れを味わうのだけど、
突然現実を突きつけられても、はたして前までどんな店があったのかわからず、
また不思議に新しい店は馴染んでいるようにさえ感じる。

自分は薄情なのではないか、記憶力マズイのではないか、
そんな不安に軽く駆られつつも、世の中の状況を見れば、入れ替わりの激しさは致し方なく、
また私自身の出掛ける頻度や道の選び方を変えた実情もあるんだと思えば少し落ち着くことができる。

11月からとても忙しくて、出掛ける頻度が上がったから気がつくことができたことだ。
あのままずっと家に閉じ籠っていたら、変化を知ることもできない。
人も街も情勢さえも絶えず変わっていく様子に、置いていかれまいと思うこともなくただ流れに乗っている。

今日も予定があって出掛けたのだけど、色んな発見、出来事に遭遇したはずなのだけど、全く記憶にない。
流れに乗っていただけだから。
大好きなドトールでエビアボカドサンドと豆乳ラテが美味しかったことは鮮明に覚えているので、もうそれでよしとすることにする。

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