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2分で読める子育てエッセイ№674『息子がニヤけた』

小3の息子の担任の先生とお話する機会があって、学校での様子をこう教えて頂いた。

「息子さん、毎日、私に必ず一回は、話かけてくれるんです。今日はなんだったかな、すっごく難しいことを言われて。思わず唸ってしまいました」
と先生が笑っている。


うちの息子、今年もやっているんだと、ワタクシちょっと笑ってしまった。

それは、幼稚園時代から続いている息子の恒例行事。毎日、担任の先生に、なにか話しかけているようで、息子なりにコミュニケーションをとっているのだと思っている。


最初は、美人の優しい先生だけだと思っていたら、面白い男性の先生にも同じことをしていて。そのおしゃべりに毎回付き合って頂いた歴代の担任の先生にとても感謝している。

きっと、息子は快適に幼稚園も学校も過ごしていたんだな~。



でも、ワタクシとしては、息子のちょっと意外な一面を見ている気分だった。

「なんだよ~。家では全然、今日の様子を話さないのにぃ?」

と、ちょっぴり、やきもちを焼いたワタクシ。
そのとき、ハタと気がついた。



毎回、お題を思いつかずに苦戦している、息子の宿題の日記。

「先生に話しかける、一言があるんだったら、日記のお題なんて、チョロい気がするんですけど?」


試しに一度聞いてみたところ、
「忘れた」
と息子がニヤけた。


ふーん。でも忘れているわけではなさそうね~。


今後、日記帳を前に、微動だにしない姿を見かけたら

「先生に何をお話したの? 困っているんだったら、それを書いたら?」
と言えばいいやと思った。


ニヤけた原因も分かるし、一石二鳥。

うけけ。




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