2分で読める子育てエッセイ№672『一言添えてくれた』

ある日、外食していた時のこと。

小3の息が飲んでいたジュースが美味しかったらしく

「一口飲む？」

と声をかけてくれた。

「ありがとう」
とお礼を言って、コップを受け取るとき

「それ、すっごく冷たいから気をつけてね」

と一言添えてくれた。

「え？　虫歯に染みるから？　それとも冷たすぎてドキーン！としないように？」

どういう意味だろうと、あれやこれや頭の中をグルグルさせていると思い当たったのが、さっき息子にかけた言葉。

「そのカレー、メッチャ熱いからフーフーしながら気をつけて食べてね。やけどしないようにね」

このパクリだと気がついた。

ジュースに入っている氷では、やけどしないし、怪我もすることないとは思うけど、息子の気遣いが嬉しくて、ちょっぴり心が温まった。

こうやって、子供達は少しずついろんな言葉のバリエーションを増やしていき、ワタクシは親バカっぷりを重ねていくんだなぁと思った。

いいもん。親バカで。

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