2分で読める子育てエッセイ№925『乗り変えた途端こんな再会』
ある日、小4の息子が比較的キレイ目な白のポロシャツに「油性マジック」の黒を一撃をくらわして帰ってきた。
ひょーっ! 墨汁と並ぶ手ごわい汚れなんですけど。これ元通りにできるかどうか自信なさすぎる。今日は図工も書道もないと安心しきっていたのにまさかの「油性マジック」はないわ~。
ところがこんなときに限って、ちょっぴり時間に余裕がない。仕方なく洗濯で薄くなることを期待した。
・・・ムリだった。
その後、その油性のマジックの一撃を見るたびに敗北した気分に。
3日後。どうしても気になるので、家にあるもので一撃をキレイにする方法を探した。すると油には油を使って汚れを浮かせる、というキーワードを発見。そこでヘアオイルと洗剤を汚れにしみ込ませしつこくモミ洗いしてみた。繰り返すこと3回。黒が薄い薄いグレーになったところで一旦諦めた。
「洗濯100回したらこんな感じだよね」
今回は遅すぎたので仕方ないとしても、次回はもっとスッキリキレイしたい。もっといい方法はないかと探していたら、まさかの光景を目にした。それはあるメーカーのある洗剤。
「気になる場所に洗剤をかけて12時間放置。その後ふつうに洗濯をすると『うっかりつけた油性ペン』をキレイに落とすよ!」
うそ~ん! その洗剤メッチャ使ってたヤツ~!
実はワタクシ、つい最近長年使っていたその洗剤を見切って他の洗剤に乗り変えたばかり。乗り変えた途端こんな再会をするなんて夢にも思わなかった。その洗剤にまるでこう言われているようだった。
「ほら~、私ってできる洗剤だって言ったよ? 勝手にバイバイしたのはそっちでしょ?」
くやしいので心の中でこう言い返した。
もしかしたら、その油性ペンの一撃は「うっかりつけた」ものではないカモしれないから、落ちないカモしれないね。それにワタクシには12時間も放置する根気もないのでやっぱりご縁が無かったということで・・・失礼。
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