引越しえぐいなぁ 引越し当日編
元同居人の山賊といえば本当にミニマリストで、荷物の少なさったら!と感心してしまうが、ヘンテコフーフときたら服だけで段ボール何個分になったことか!
まず帽子だけでデカイ段ボールが3個ってどういうことやねん!
長野の野沢温泉に在住していた山賊がわざわざ引越しを手伝ってくれるということで、東京に駆けつけてくれていた。
天井まで積まれた段ボールをみて山賊は言う。
「これ5tじゃ足りないじゃない?」
「えっまじで?」
と旦那。
そして5tコンテナとそれを載せた大型車が家の前に到着。
「えっ5tコンテナってこんな小さいの?」
と嫁が言い、旦那の背中が冷や汗で濡れた。
やばいやばい!載らないかも!荷物全部載らないかも、、、、
3人の不安は高まっていった。
ピックにきた業者は中年のおっさん一人と心細い状況で、3人はとにかく一心不乱に荷物を運ぶ!
狭い一車線道路を大型車が停車することでみるみるうちに道路が渋滞し、道を譲り合って走行する車の運転手がどれもひどくイライラした表情を見せる中、3人は路上に荷物を並べていく。
まだ家にはベッドと冷蔵庫と洗濯機があるのにコンテナは荷物でどんどん埋まっていく、やばいもう7割は潰れてるぞと旦那が焦り、もうこりゃ不法投棄でもして荷物減らすしかないぞと諦める山賊、どうにか全部載せてくれ!と嫁、呆れながらテトリスばりの積載を見せる業者のおっさん。
そんなカオスな状況も一筋の光が見え、どうにか不法投棄という重罪を冒さずに全ての荷物がみっちみちにコンテナへと納められたのであった。
「北海道の業者の方にコンテナのドアは右から開けてください!じゃないと雪崩がおきますので!」
と滝汗をかいた業者のおっさんに申し訳程度の飲み物とお菓子を渡し、無事東京側の引越し作業は幕を閉じたのであった。
そして北海道側での引越しは、こんな東京のドタバタ劇はなんだったんだろうと思うほどになんなく終了するのである。
というのも、嫁の友達x3 義理の母に加え、東京側では1人だった業者のおっさんがなんと6人も来てくれたのである。
それを聞いた山賊は、
「なんやねん!」
と言ったとか言わなかったとか。
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