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2024年「不確実性の年」

皆様、明けましておめでとうございます。
myコンサルティング 代表の坂元です。

今年は元日早々、能登半島地震が発生し、1月13日時点で220名の方が亡くなられています。
羽田空港でも、日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突するという、痛ましい事故が発生してしまいました。

犠牲となられた方々には、お悔やみを申し上げます。
また被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。

海外に目を向けると、北朝鮮が3日連続で韓国に砲撃をしたり、ガザ地区の北部制圧、イラン南東部での爆発テロなど、様々な事象が益々激化している印象です。

本来であればおめでたい時期に、このようなことが続発していることに本当に心が痛みます。

波乱の幕開けとなった2024年ですが、この1年の私どもの予測のポイントを以下にお伝えします

昨年から、myコンサルティングでは「ブラックスワン現象」を研究しています。
ブラックスワンとは、突発的で衝撃が強い出来事が発生する「不確実性」を指します。

そしてまさに今、その不確実性が高まっていると思います。
ブラックスワン現象については、5つの事柄が考えられます。

1、戦争・紛争の発生

ロシアのウクライナ侵攻も今年で3年目となりますが、まだまだ終息する気配はありません。
また、イスラエルとハマスの軍事衝突も、一部の報道機関では「年内はかかるのではないか」と報道していました。
また、新たな戦争・紛争が発生する可能性もあります。

2、気候変動・災害の発生

日本は地震大国で、近年「震度7」という大きい揺れの地震が発生しています。
今回の能登半島地震は、東日本大震災や阪神淡路大震災に匹敵する、そういった規模の災害になってしまいました。
他の地域でも常にその可能性があることを忘れてはなりません。

3、感染症・パンデミックの発生

新型コロナウイルスは、昨年ほぼ収束したと思います。
しかし、新たな感染症が発生する可能性もありますので、十分注意しておきたいところです。

4、テロ・政変・クーデター

ソ連(社会主義)が崩壊して約35年近く経ったわけですが、昨今は民主主義国家がどんどん減っています。
もともと民主化していた国が、後戻りするように権威主義や独裁の非民主主義になっています。

資本主義は「経済格差を生む」という面もあるので、そういった経済構造では、格差の中の弱者が「どうやっても這い上がれないではないか」という不満が30年以上続いて、その歪みが問題解決を難しくしています。

発展途上国の中では民主主義を目指す流れも過去にはありました。
ミャンマーもその1つでした。

しかし、「アメリカや日本、ヨーロッパの真似をしても幸せになれないのではないか」という機運もあり、権威主義や独裁国家のように強いリーダーが国を牽引する方が、全体を底上げできるのではないかという動きもあります。

こういった動きは今後増えていくのではないか、と悲観的にならざるを得ません。

5、デフォルト・国家破産

今年になってから、アフリカのエチオピアがデフォルト(債務不履行)に陥ったという報道がありました。
コロナ禍以降、アフリカの国では、ザンビア・ガーナがデフォルトになりましたが、これで3ヵ国目となります。

今の状況として、途上国の借金はどんどん増えています。

中国の「一帯一路」構想では、中国が途上国に多額のお金を貸付けてインフラを整備しましたが、その借金が返せなくなっている国が多くあります。

2023年11月にNHKが放送した番組では、債務危機が迫っている途上国として34ヵ国が挙げられていました。

過剰債務の国として、コンゴ・ラオス・ソマリア・スーダン・ジンバブエ
過剰債務リスクの高い国として、アフガニスタン・ケニア・ハイチ・モルディブ・モザンビーク・タジキスタン・トンガ

など、私たちも聞いたことがあるような国が、借金苦に喘いでいると報道されていました。

以上の5つが、2024年のブラックスワン現象として考えられることです。

そしてもう一つ世界に大きな不確定要素を与えるものがあります。

今年一番の世界的なイベントは、2024年11月にアメリカ大統領選挙です。
結果がどうなるかによって今後の地球規模の異常気象や、世界情勢、経済に影響を与え、デフォルトや国家破産という結果を招くかもしれません。

いずれにせよ、動乱の年であると思います。
不確実性が高まってくるので要注意です。

myコンサルティングとしても、常に情報収集・分析をして皆さんにお伝えしたいと思います。
以上を新年の挨拶とさせていただきます。

株式会社myコンサルティング
代表取締役 坂元 康宏

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