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映画『RRR』「本来の自分」「内なる神」を思い出す過程を描いた映画

先日、Core塾を一緒にしてくださっている
Yurikoさんと、RRRの映画を観に行ったのですが、

インドの歴史や聖典や神話が織り交ぜられた
内容なのですが、とっても面白かったです。


3時間という長さなのですが、
3時間という上映時間が一瞬に感じられるほど、
没入感凄い映画でした。

映画の後、Yurikoさんとお茶をしながら
あのシーンはあーだ、こーだ、と話していたのですが、
これまた3時間近く、話が尽きませんでした(笑)


RRRは、
1920年の英国植民地時代のインドが舞台で、

そこにインド二大叙事詩である
『ラーマーヤナ』『マハーバーラタ』
の物語がのってくるのですが、

RRRの主人公のうちの一人
ラーマは、
『ラーマーヤナ』に出てくる
主人公ラーマと同じ名前。


「ラーマーヤナ」は、
ラーマ王子にはシータという妻がいて
悪者にシータを奪われ、
そのシータを連れ戻すための冒険物語なのですが、

映画でもラーマの婚約者はシータです。

ちなみにこのラーマ―役をされている方
ラーム・チャランさん(37歳)、

とってもイケメンですが、
映画の中で、目覚めていく過程で
さらに、どんどんかっこよくなっていくので、
その変化もまた楽しめます♪


RRRのもう一人の主人公ビーマ

ビーマは
『マハーバーラタ』に出てくる
アルジュナを主人公とする物語で
アルジュナの兄弟の次男で
肉体的な強さを持ったキャラクターなんですが、
映画でも無敵の肉体を持って描かれています。

ビーマ役はタラクさん。
タラクさんは、最初から最後まで
眼の輝きがとっても素晴らしいですし、
何度か歌うシーンがありますが、
彼の歌から伝わってくるものに、
ぐっと、きます。

映画のほとんどはフィクションですが、
歴史的な背景や
聖典や神話などを知っていると、
ラーマやビーマのセリフや、
途中の歌のシーンなどの
意味がわかって面白さが増します。



映画の終わりの方では
バガヴァットギータの第2章の47節~49節の内容などがでてきます。

ラーマが
「結果に執着せず、己の成すべきことを成しなさい」
という強い意志のシーンがでてくるなど、


インド哲学をお勉強されている方には
より面白さを感じられると思います。



ヒンドゥー教では、

自分の内なる神=ブラフマン=本来の自分
を見出すことが教義とされていますが、

この『RRR』の映画も
「自分の内にある神」
「本来の自分」を見出す過程を描いた映画と
いえるかな、と思います

3時間の超大作で、
これでもか!というくらい内容がてんこ盛りですが、

最後、自分の内なる神、本来の自分が目覚めていく過程、
その過程で
ラーマとビーマの表情などがどんどんと変化していく様が
とても面白かったです。


時間が許せば、もう一度観に行こうかな、と思っています。

あまり細かく書いてしまうと
ネタバレになってしまうので、このあたりで(笑)

皆様、素敵な休日を!



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