苦しむ経験、大変な経験をする「権利」を奪ってはいけない
以前、
私が子どものことで心配で
先回りで手助けをしようとしていた時、
「親とはいえ、子どもが
苦しむ経験、大変な経験をする権利を
奪ってはいけない」
と、メンターのひとりから教えてもらった言葉を
昨日、思い出しました。
苦しい経験、辛い経験、大変な経験は、
誰もができればしたくない、と思うからこそ、
大切な家族や
子どもなどにはそんな思いをさせたくない、と
つい先回りして、
手を貸してしまいがちです。
でも実際は
苦しい経験、辛い経験、
大変な経験があるからこそ、
強くなれること、
気付けること、
学べること、
成長できることが
たくさんあるはずです。
楽だけでは
なかなか強くなれないし、
気付けないし、
学べないし、成長できないのが
私たちです。
筋トレと同じく心も
負荷がかかることで強くなれることが
たくさんあります。
そういう意味では
私は、
大変な経験や苦しい経験を
思う存分させていただいたな、と思います（笑）
私の両親は、
私の人生に口出しをするタイプではなく、
いつも優しく見守りながらも、
「それって、うまくいかないんじゃない？」
「そんな国に行って、生きて帰ってこれるの？」
「それって、苦しい道だよ」
「なんでわざわざ大変な道を選ぶの？」
と内心いたであろうことも、
口出しせずに
やらせてくれました。
もちろん、結果的に
痛い思い、
やっちまったなぁ、という経験を
たくさんするのですが（笑）
でも、
その分、強くなれましたし、
多少の困難はなんとも思わなくなりましたし
人の痛みが分かるようになりましたし、
人の優しさに心から感謝できるようになりました、
救いを求め聖典や本もたくさん読みましたし、
祈りもしました、
メンターやグルも探し、出会えましたし、
私は私のままでいいんだ、
と思えるようになりました。
それは、
両親が
私の苦しい経験、
大変な経験をする権利を
奪わなかったからだ、と思っています。
もしかしたら、
3姉妹で姉妹が多かったですし、
母は少し天然でしたし、
父は仕事が忙しい人でしたので、
本当のところは、
ただただ気にしておらず
生きていればいいや、
くらいに思っていたのかもしれませんが、笑
その真相は、いつか聞こうと思います、笑
私たちは
できれば大切な子どもや家族には
なんの障害もなく、
辛くも苦しくもない人生を
歩んで欲しいと思うものですが、
でも、
苦しむ経験、大変な経験をする権利が
その人にはあります。
その経験によって成長する権利があります。
その権利を奪わず、
隣にただ一緒にいること、
その権利を奪わず、
ご飯を作ってただ家で待っていてあげること、
その権利を奪わず、
話をただただ聴いてあげること、
その権利を奪わず、
求められたサポートだけをしてあげること
それが
本人の
気づきのため、学びのため、成長のために
大切ですね。
相手のため、と
ついつい手を出してしまいたくなった時、
一歩立ち止まって、
それは相手の権利を奪っていないか、
深く考えてみると、
また違った景色が見えてくることに
気付くと思います。
大切な人の
苦しむ経験、大変な経験をする権利を奪わない、
ちょっと心がけてみませんか？
明日からもどうぞ素敵な1週間を。
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