趣味は 「ピアノ」 の 40代 男性

趣味は「ピアノ」という男

「ピアノ男子」に遭遇することが
  弾ける人に会ったことが無い
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今日も出会いが欲しくて
銀座のBarへ立ち寄った


【 プロフィール 】
・会社員 40代 男性

・髪型 長め

・仕事 個人事業主
 関西・福岡・名古屋など
 基本各地を行き来していることが多い

・猫好き男性




彼 「はじめましてー」

私 「はじめまして。」


彼 「名前はなんて言うの?」

私 「アキです」
   ※勿論、偽名
    今日はアキの気分だった

彼 「アキちゃんかー、宜しくね」

私 「宜しくお願いします」

彼 「アキちゃんは今日は仕事の帰り? 」

私 「はい、仕事の帰りです」

彼 「今日もお疲れ様〜」


この人は聞き上手なんだな

けれど、言葉に
重みが感じられなかった


彼 「アキちゃんは
   何か趣味とかあるの?」

私 「趣味は、、、
   最近だと料理にハマってますね」


彼 「料理! いいね!!」


私 「普段、自炊とかされますか?」

彼 「パスタとか簡単なものしか
   作らないけど好きだよ!!」

私 「料理できる男性は魅力的ですね。
   お料理とか趣味ですか?」


彼 「僕は音楽が好きです。
   特にショパンをよく聞きます。

   時間がある時には
   ホールにも行くかな。週3くらい。

   けど、趣味といえばピアノかな、、、」



私 「え!
   ピアノ弾けるのですか?!!

   すごいじゃないですか!!!」


彼 「趣味程度だから
   そんなに弾けないよ、
   たまに知り合いのお店で
   ピアノが空いていれば弾かせてもらってる。
   たまーにね、たまに」


私 「ピアノが弾ける男性って
   それだけでも3割り増しに
   見えますよね。

   学生の頃から不思議です。

   どういった曲を演奏するのですか?」



彼 「モーツァルトとかバッハとかかな」



モーツァルトとバッハと
いわれてもピンとこない。


私 「そういえば、
   ピアニストの清塚信也さんの
   春よ、来い のピアノカバーが
   凄く好きで、弾けたりするのですか?」

※清塚信也さんは
ドラマ 「コウノドリ」で
ピアノテーマおよび監修を手掛ける
日本のピアニスト



彼 「友達の友達が清塚さんと友達だよ!
   僕は弾けないと思う。」


お!初めて清塚さんと繋がった!!!

けれどもよく考えると
友達の友達は知り合いでもない。笑


ん? 
ピアノが弾けないとなると
友人のBarでは何を演奏しているのだ、、、

一瞬、
猫踏んじゃった かと
思ったけどそれは流石にないだろう



若干気まずい空気になった


「趣味 」「ピアノ」
それだったら偶然寄ったBarで
何も言わず弾き出す方が惹かれる

ピアノが弾ける人は
リクエストされるのが
実は嫌いだったりする


私が他人の趣味に
口出しするのも良くないけれど

趣味 ピアノ と聞いて
弾ける人に出会ったことがない


聞こえは良いけれど、
「弾ける」と言われると
ある程度出来るのだと思ってしまう

確かに私の趣味はパン作りだけれども、
美味しいフランスパンを作って欲しい!
と言われても明日作れる自信はない

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しゅみ【趣味】
専門としてでなく、
楽しみとして愛好する事柄。
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そとそも趣味の定義を間違っていたのか


友人のリクエストにある程度
答えられるくらいが良いと思った


自分の価値を上げて
自分で下げるのであれば
ある一定以上のスキルがある事を
趣味と呼ぼうと思った



最近、思う。

日本人なのに

日本語の壁にぶつかっている







お洒落なカフェで 刺激的な記事を書きたい☕️