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「適当に取り組む習慣」

ストイックになりたいと思うことが、定期的にある。

1つ1つのことに対して、高い意識を持って、しっかりこなしていく。

メリハリを持って、やると決めたことを計画通りに実行する。

何よりも大切なことだと思う。

でもそういうのは、多くの人が何度も失敗しているように、本当に難しい。
大抵の場合、長続きはしないんだよね。

まあ誰にでも、頑張れない時は、あると思う。


それで言うと、「適当に取り組むこと」もすごく重要だと、最近気付いた。

質を犠牲にする代わりに、あまり時間をかけずにパパッとやってしまう事が、大切だ。

だって、質って意外とそんなに変動しないから。

よほど極端な人じゃない限り、「適当にやる」とはいえ、せっかく行うことを明らかに台無しにはしないだろう。

だから、最低限のポイントは抑えようとする。
期待される合格ラインのギリギリは、満たそうとするんだ。

もちろん、本人からすれば、しっかり行こなうことと、間に合わせで適当に行うことには、結構違うかもしれない。

でも、第3者が客観的に見た場合、そこまで質って変わらないんだと思う。

例えば、料理上手な人が、間に合わせでパパッと作る料理は、大抵美味しい。
プロの歌手が、お酒に酔った状態で、アドリブで歌を歌っても、客観的にはやっぱり上手だ。

反対に、完全なる初心者・素人が、たくさんの時間をかけて作業しても、やはり質は大きく上がらない。
初めて書くブログの記事とか、初めて自分で作るアプリでもそうなんだけど、客観的に見れば、そんなにしっかりやっても質はそこまで上がらない。

そもそも、人間って手加減というか、クオリティを調節するのは上手じゃないと思う。

だから、その人のスキルが大きく反映される作業というのは、適当にパパッとやる意識で始めても、質って意外と下がらなかったりする。


一方で、時間は本当に大きく変動する。

集中したら2、3時間で終わる作業でも、本当にダラダラやっていると、平気で1日終わっていたりする。

誰でも1回は、机の上に座っているけど全然捗らないような、ダラダラ作業をした時間を経験していると思う。

なんか頭の中には、ずっと関係ないことが飛び交っていて、全然作業に身が入らないような感じ。

特に集中力や思考力、創造力が必要な作業の所要時間というのは、同じ人でも体調やメンタルヘルスによって、日々大きく変動すると思う。


だから、質より時間を優先するという戦略が有効だと思っている。

短い時間でパパッとこなす意識で、変にダラダラしない。
適当だから、こだわらない。

最低限のポイントを押さえれば、意外と質もそこまで変化せず、目の前のことを、短期集中でテンポよくこなせるようになる。

これって結果的に、ストイックを実現している。

これは直感に反することかもしれないけど、「ストイックさ」と、「適当さ」は、特定の領域においては、結構似ているのかもしれない。


だから、マイペースや完璧主義な人ほど、
ストイックになりたいと思って、頑張ろうとしない方がいいのかも。

結局、解決策はシンプルで、

「不真面目になれ」

「適当にやれ」

という言葉に集約される。

とはいえ、時間が経てばそれすらも、長続きしなくなる。

どんな人でも、新しいことの実践というのは、少しずつ曖昧になっていって、元の状態に戻ってしまう。

だから、そう言う時こそ、ポジティブに開き直ってみるべきなんだと思う。
頑張らない作戦。

最近は、適当に取り組む習慣を、定期的に実践するようにしている。

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