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「いま、ここ」でいるためには、自我という「エゴ」の存在を知るところから。

こんにちは。

ピアノ講師、メンタルコーチとして活動しています。
「One Heart」です。

マインドフルネスでよく使われる言葉で、
「いま、ここ」という表現があります。

「いま、この瞬間」を感じる。

今日はこの、「いま、この瞬間」を感じるために、
自我の存在を利用しましょう、というテーマで書いてみたいと思います。

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その前に、過去記事振り返り。
「いま、ここ」について、”One Heart流”に書いています。
お時間ありましたら、お立ち寄りいただけるとうれしいです☟

上の記事の中にも書いていますが、
「いま、ここ」を感じられない時の私たちの頭の中ってこんな感じなんです。

  • 考えごとをしている時(過去や未来に焦点を当たっている時)

  • 時間を気にしている時

  • 次の予定のことを考えている時

  • ちゃちゃっと済ませる、という行動をしている時

  • くつろぎたいのに、ついついスマホを見てしまう時

  • ネガティブな感情がなかなかおさまらない時

  • 気が散って集中できない時

  • 人やできごとについてジャッジしている時

などなど・・・。

思い当たることがありすぎて、ドキッとした。

こんな気もちで行動しても、思うような結果が得られません。
(結果にこだわることがいいとか悪いとかの話ではありません)

大事なのは、パフォーマンスが落ちる、ということ。

一瞬一瞬を大切に生きるならば、結果よりは”質”を大事にしたいと思うのかもしれません。

過去にしてしまった「後悔」や、これから起こるだろうできごとへの「不安」、自分の中の「欠乏感」、

こんな思いや考えをしている時、
自我という「エゴ」が頭の中でお仕事をしている時、です。

当然、気分としては・・・、
”居心地が悪い”

そんな感覚になる。

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「エゴ」(自我、脳とも言い換えられる)は、「いま、ここ」にいることを”嫌う”性質があるので、じーっと、や、ぼーっと、させてくれません。

「とにかく動け!!」
「何かしていないとあなたには価値がないんだから・・・」と
”わたし”の価値を下げようとしてくる。

人間の防衛本能のひとつ、「欠乏感」からくる思考です。

人間関係(主にパートナーシップや親子関係)は、
この「欠乏感」からうまれていることが多い。

自分に”ない”ものを持っている、もしくはそれを埋めてくれる相手。

だからいつも、”相手次第”なので、
そこには常に「不安」がついてくる。

「エゴ」に支配されない、
”ほんとうの自分”で人を好きになったり、家族を思い遣っている人は、
すべては”自分次第”なので、相手がどう思うかを最優先にはしない。

「自分軸」で行動するので、
相手がどう思おうと、思いや行動そのものが変わることなく一貫性があるのです。

それでは、「自分勝手」になってしまうのでは・・・と疑問が出るかもしれません。

「自分勝手」というのは、
常に相手との”比較の意識”があり、
「対等」ではなく、自分が優先されないと困る、という
「エゴ」の意識からくる行動

”ほんとうの自分”には、
”比較の意識”という概念がないので、
相手と自分はいつもどんな時も対等で、
相手もオッケーだし、自分もオッケー、としている状態。

「分離意識がない」という表現もできます。

相手が自分を嫌っているのではないか、という考えも
そもそも持っていないのが、”ほんとうの自分’”の意識。

好きでも嫌いでも、どちらでもオッケー。

自分次第なので、好きであろうが嫌いであろうが、
関係なく接することができる、ということ。

相手が自分を好きだったら、わたしも好きになる。
相手が自分を好きじゃなかったら、わたしも好きじゃない。

というのは、”相手次第”、「他人軸」です。

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「エゴ」という自我意識は、
”自分”と”その他”を「分離」したがります。
いつもそういう考え方になる。

思考のクセ、のようなもの。

思考のクセ、に気づく、という客観視という方法で、
少しずつ「エゴ」と距離をおくことができるようになります。

「エゴ」はなくならないけれど、
距離をとることはできる。

人としてこの世界に存在している以上、脳という機能である「エゴ」とは一生のおつきあいになっていく。

自分を高めていくために、
「エゴ」はいい役割をしてくれる
のです。

時に人と競い合うことは、この世界では必要だと思う。

他人と自分を比べた時、
「あの人みたいになりたい」という羨望の気もちは、
わたしたちをさらに高みへと上げてくれます。

「うらやましい」を、いい意味で自分に使っていく。

これが逆の意味になると、
「わたしなんて・・・」という嫉妬や劣等感に変わるので、
(スイッチひとつで切り替わってしまいます)
高みへ上がるどころか、自分をどんどん下げてしまいます。

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素直に、心開いて、
「あの人みたいになりたい」という”師匠”をみつけること。

ポジティブな「エゴ」をうまく利用できるようになると、
相手が”お手本”、”先生”みたいな感覚になる。

どうしても他人と比べて、「わたしなんて・・・」と感じてしまう方は、
その気持ちを感じた時に、一歩ひいて(思考をわきに置いて)深呼吸を2、3回してみる。
そうすると、すーっと劣等感などのネガティブで重い気分が楽になる。

わたしたちの”意識”には、

・できごとに翻弄される、ジタバタする「エゴ」という存在
・何事にも動じない、どっしりと構え安心感をもたらしてくれる「ハート」「魂」「ほんとうの自分」という存在

このふたつの意識がある。

どっちの意識でいるかは、
自分で”選択”することができるのです。

今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。






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