プロセスを楽しむ。「いま」を楽しもう。
こんにちは。
わたしたちは、人間です。
(当たりまえですが・・・)
肉体、という器を持ってこの地球に生まれてきたので、
”時間”の概念の中で生きることになります。
(まぁ、これも当たりまえの考えですね)
でも、一方でわたしたちはスピリット的存在でもあるのです。
魂とか、ほんとうの自分とか、いろいろ言い方はありますけど、
見えない本質的な存在、みたいな何かを感じているのも事実です。
スピリット的存在の視点でいうと、
願いごとは、願ったらすぐ叶う、という宇宙法則がある。
✧˙⁎⋆願い👉即、叶う✧˙⁎⋆
この法則の中には、「エゴ(自我)」という心のブロックが存在しないから。
3次元的な”心”というフィルターがないから。
でもわたしたちは、人間なので、
無意識にも、お金がない、時間がない、歳だし・・・、
才能がない、などいろいろと”言い訳”を探しています。
そして、「自分にはムリ」と無意識に決めつけをしているのです。
だから、時間をかけてそれを獲得するためにせっせと頑張るわけです。
頑張って手に入れられる人もいれば、
頑張っても手に入れられない人もいる。
それは、自己肯定感とかも関係してくるのですが、
そもそも、スピリット的には願った時点で具現化の準備ができている。
それでも人間は、願ってからのプロセスというものが必ずついてくるもの。
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例えば、ピアノの練習。
技術の習得こそ、この世で必要なプロセスの醍醐味ともいえる作業です。
わたしは、子供の頃からこれをずっとやってきたわけですが、
新しい曲にチャレンジし、まず譜読みをして少しずつ音にしていく。
そして、メロディにして、そのメロディを最終的には感情を乗せて演奏する。
そのプロセスを練習という。
これをやって初めて弾けるようになる。
レベルは違えど、大人になった今でもそれは変わらない。
そのプロセス、意外に楽しい。
というのも、「弾けるようになる」ってどこかでわかっているから。
どうしてそう思うかというと、
今までそうしてきたからです。
「練習は裏切らない」と私はよく生徒にアドバイスしています。
でも、生徒の中には、
「それは先生だからでしょ!」と言われることもしばしば。
そうではありません。
最初は誰でも、「知らない曲は弾けない」のです。
私自身も、おたまじゃくし(音符)がずらーっと並んだ楽譜を見て、身震いした経験も数多くあります。
「こんなの、ムリ・・・」と。
でも、知らない曲をまずはCDなどの音源で聴いて、何度も何度も楽譜を見ながらどんな音楽なのかを耳からインプットする。
そして、少しずつ自分で弾けるように練習をしていく。
コツコツ、とした地味な作業ではありますし、
これらを「ひとりで」やらなければいけないので、
けっこう孤独なんです。
ピアノの練習って。
こんな感じで子供時代は練習をやってきました。
正直言って、練習は好きではなかったのも事実です。
でも、なんで続いているんだろう・・・と考えることもあります。
きっとそれは、プロセスをそれなりに楽しめているからかもしれないと大人になってから感じました。
長いスパンで、このエチュードが弾けるようになったとか、
ソナチネが終わってモーツァルトのソナタが弾けるようになったとか。
それはそれはとても長いスパンですが、
少しずつでも自分の成長を感じることができているからかもしれません。
ピアノの練習に限らず、
わたしたちのすべてのできごとにも、
プロセスがあり、わたしたちは手段をとおして人生を生きているんです。
この世に”時間”というギフトをくれたと思います。
その時間を大いに活用しませんか?
時間がない、と嘆いて生きるのではなく、
そんな時間をあるからこそのプロセスを楽しもう。
今日も” 愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。