武藤たろう

株式会社武藤取締役/板前/スピーチコンサルタント/営業カウンセラー/小売店の売り場づく…

武藤たろう

株式会社武藤取締役/板前/スピーチコンサルタント/営業カウンセラー/小売店の売り場づくりコンサルタント/まちづくり/個人料理店の経営を考える/医食促進/

最近の記事

パクっちゃダメなものと、OKなもの

誰かのアイデアややり方をパクると「盗作だ」とか、「猿真似だ」とか否定的な指摘がある。だけど、ホントに全てがダメなんだろうか。「パクることは悪い側面ばかりではない」と言えば、いくらか賛同してくれる人もいるように思うのだけど、どうだろう。 「パクる」という言葉の語源にはあまり興味もなくて、調べてみても大した意味はなかった。表層を調べてみると、「パクリと大口を開けて丸呑みする様子から窃盗の隠語として使われるようになった」とか。明治時代には使用されていたようだ。窃盗とイコールなら、

    • 東海道シンポジウムin掛川日坂宿大会

      今日のお話は、まちづくり系イベントの記録である。ホントに興味のある人しか伝わらないことばっかりだろうなあ。まだ完了していないけれど、なにが課題で、どんなふうに解決したのか出来なかったのか、という情報はどこかの誰かの役に立っても良いのかもしれない。きっと、未来の自分にとって必要な情報集積になるんだろう。そんな感じですかね。 東海道シンポジウムって何?そもそも、ぼくだってナンノコッチャと思っていたのだ。数年前に友人の一人に誘われて参加したイベントだった。その時の説明だって、ホン

      • 「理解度」を高める、スピーチ/プレゼンの最初の一歩

        スピーチやプレゼンテーションをすることになったら、なにかしらの準備をする。 まれに、全く準備をしない人もいるけれど、それはちょっと怠慢じゃないかな。直前に依頼されたのなら仕方ない部分もある。だけど、予めお願いされたのであれば、しっかり準備しておくことだ。聞く人は「時間を使ってあなたの話を聞く」のだから、費やした時間を有意義なものにするのはスピーカーの最低限の責務だろう。 さて。皆さんだったらどんな準備をするだろうか。パワーポイントで資料を作成するだろうか。動画を用意する人

        • まちづくりに必要なモノと組織論。「よそ者、若者、バカ者」は本当か。

          どこぞの講演会で、したり顔の講師に言われたことがある。当時は「ハハァなるほど」思ったものだ。 「まちづくりに必要なモノが、3つあります。」 「それは、よそ者、若者、バカ者です。」 本当にそうなのかな。 地元の外の世界を知っているからこそのよそ者の活躍もある。若者だからこそ、従来の常識にとらわれない行動力もある。バカに思えるくらい思い切った行動をするものもある。それが合わさったときに、うまくいくと言う。まぁ、確かにそういうこともあるよね。ってなくらいの感覚だ。 実際に

        パクっちゃダメなものと、OKなもの

          スピーチで緊張する人は、緊張をコントロールする方法を知ると楽になる。

          人前に立つと、なぜ緊張するのか。 緊張しなければ、もっと気楽になって良い結果を出せるような気もする。 とはいえ、全く緊張感しないというのも何か本質とは違うような気もする。 そもそそも、緊張度が全くのゼロという人なんているのだろうか。多少なりとも緊張感があったほうが良いと思うんだよなぁ。スピーチやプレゼンテーションは、気が張っているくらいのほうが良い結果をが出る。というのは、僕の体験から感じることだ。 じゃあ、どうするか。 緊張という感情を、自分なりにコントロールする

          スピーチで緊張する人は、緊張をコントロールする方法を知ると楽になる。

          煮物のようにチームを作ってみよう。料理的な発想で考える「個性が活きる組織論」

          僕は日本料理の料理人である。ということは、自己紹介でも述べた。 今日、献立を考えていたら、ふいに「煮物も人も一緒だよなぁ」と思ったことがあるので、書き出してみることにする。 煮物って、どんなイメージを持たれているんだろう。そんなことは、今日の話題とは関係ないので、話を進めることにする。 日本料理にもいろんな煮物がある。その中で僕が「人も一緒だよなぁ」と思ったのは「焚き合わせ」という料理。焚き合わせっていうのは、いろんな食材を別々に煮るというところがポイントである。そして

          煮物のようにチームを作ってみよう。料理的な発想で考える「個性が活きる組織論」

          今話題の、手抜き料理論争

          2020年8月現在、『手抜き料理』をめぐり議論が巻き起こっている。 ことの発端は、Twitterに投稿された主婦のつぶやき。晩御飯に冷凍餃子を出したら、夫から「手抜き」と指摘されたという。もう、あちこちで夫に対する批判が殺到してるらしいね。 「手抜きといっていいのは、料理を作った人のみ」「どの立場でそんなことがいえる」とか「感謝の気持ちがない」とか。 その点については、ごもっとも。誰かが自分のために動いてくれるって嬉しいじゃない。同じ状況に置かれたら、僕だって嫌な気持ち

          今話題の、手抜き料理論争

          働かないシャチョウとチームづくり

          うちの親父どのについて話をしよう。 うちの親父どのは、メッシである。 メッシを知らない人には申し訳ないが、世界最高峰のサッカー選手なのでこのまま検索画面へ移動して、メッシと入力していただきたい。大抵の情報はそれで事足りるはずだ。 もちろん、これは比喩である。親父どのはサッカー選手でもなければ、サッカーをやったこともない。でもメッシなのだ。 メッシは試合中あまり走らない。たぶん世界で最も走らないフィールドプレイヤーの一人だろう。ディフェンスもあまりしない。やってもその能

          働かないシャチョウとチームづくり

          プレゼンというコース料理のメインと前菜

          それなりに生きてると、それなりに人前で話すこともある。 それ以上に「人前で話す」誰かの「話を聞く」機会はずいぶんと多いよなぁ。 人の話を聞いていて、時々気になることがある。「キレイに上手に話そうとし過ぎだよなぁ。そりゃキレイに越したことはないけれど。それよりもずーっと大事なことがあるのに。」なんて、生意気な気持ちが出て来たりもする。 キレイに話すってことは、「言葉がスラスラ出てくる」とか、「間がいい」とか、「堂々としている」とか、まぁ喋り方のテクニックみたいなもの。でも

          プレゼンというコース料理のメインと前菜

          武藤たろうという人となり(自己紹介)

          何のために書き始めたか。 特にこれと言って、誰かから人気を得たいというわけでもなく さりとて、嫌われたいわけでもなく。 ただ、「ちゃんと誰かの人生の中に残っている。」というようなことをやりたいのかもしれない。 何かを残したいとか、誰かの記憶に残りたいとか、そんなちょっとした欲望。 こういうのが、僕の仕事の根っこになっているんじゃないかなぁ。 今の仕事っていうのが、「つくる」「あつらえる」「魅せる」「伝える」「整える」といった風体のもので、一貫性があるようなないよう

          武藤たろうという人となり(自己紹介)