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書評 ドクター・ホワイト千里眼のカルテ 樹林伸  ドラマの原作。4つの短編すべて面白い。病名を探る探偵みたい。

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浜辺美波主演のドラマの原作本
公園で白衣の下は全裸
記憶喪失状態で見つかった白夜は、医療の知識が圧倒的

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近づくにつれて、それが人影であることがわかった。霧に紛れるほどに蒼白な頰や胸元や手足、早朝の公園にはどう考えても不釣り合いな純白の長い衣装。 ウエディングドレス? いや、白衣だ。

公園で発見される冒頭のシーンから衝撃的。


ドラマのように「それは誤診です」とは言いませんが・・・
論理的に、きちんと反論し
傲慢な医師たちの診断に異議を訴え患者の生命を助けます。

4つの話しが入っていて
後の2つは、病名が似た感じ
資本提供するする人たちが入ってきて
診断チームが2つになり副医院長が相手につくところから
盗聴器しかけてきたり
楽しくなってきます。

医者たちのキャラも面白いが
白夜自身の背景についても神秘的です。
一番の魅力は、「誤診」を観察と理論で明確に反論し正していくシーン
そこには、水戸黄門が印籠を出すような爽快感があります。

最後の話しは、まず助からない病気とわかるので
もう1つのチームは、盗聴でその情報を知りトンズラします。
でも、白夜は諦めない。
過去に助かった方法をネットで見つけて
助けてしまうというカッコよさ。

余命幾ばくもない医院長が麻酔医として
生命がけの治療
ここ感動ポイントでした。

続編に期待・・・

2022 2 5



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