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感想 奇譚蒐集家小泉八雲終わりなき夜に 久賀理世 英国の怪談をミステリーで調理したような展開が良い。面白いです。


少しホラー色の強いミステリー作品です。
シリーズ第四弾。


大英帝国にはびこる数々の怪異。若き日の小泉八雲が、その裏側に潜む「悲しすぎる」真実に迫る。青春オカルト・ミステリー!



京極堂さんの作品が好きな人なら満足度が高いと思います
英国の怪談とミステリーが+された短編集

英国の妖怪というのが楽しいです

小泉八雲――ラフカディオ・ハーンが、本当にこの世ならざるものたちを「視る」ことができたならという設定です。舞台は19世紀イギリス、怪現象を若き八雲と神学校のその友人が解決していくという展開です。

今回は4つの作品が入ってましたが、2つの作品が好み

「終わりなき夜に」
この作品は、ドールズハウスの話し

その人形が動き回るという恐怖話し
人形が動き回るというと「ずうのめ人形」とか怖かったのですが
それにミステリー要素が加わりなかなかの出来です。

最後の「愛しきものに捧ぐ」
このりんご園の呪いの話しもいい
最後に、リンゴの精霊というのか妖怪が出てきて
代わりの生贄を要求するシーンとか
面白いです。

ただ、この作品はミステリーとしては今いち
途中でなんとなくわかっちゃいました。

テンポが良く

ワクワクが止まらない展開
なかなかいいですよ

2022 12 30




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