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感想 見習医ワトソンの追究  鏑木 蓮 少し医療の話しが難解だが、よく出来た医療ミステリー。後半、怒涛の展開! 。

後半怒涛の展開になる医療ミステリーです。

探偵役は家入医師。
ワトソン的役割。
助手です。

ホームズは、この病院の医院長三品。
超天才です。

最後のほうに、こんな言葉がある。

「よくやったワトソン!」
「じゃあ先生はホームズ・・・。僕は探偵じゃありませんから」
「勘違いするな、ワトソンは探偵じゃない医者だ」


三品先生は、家入の医師としての成長、対処に対して
よくやったと褒めた場面です。

ある有名化粧品会社の女性社長が殺された。
手術は成功したのに死んでしまった。

早すぎる・・・。

そう、容態の悪化が早すぎるのだ。

刺殺が原因とされていたが、他にもあるみたい。
その病気の解明と犯人が最後は結びつくという
医療ミステリー

なので、探偵力よりも医師としての能力が
このミステリーには必要なのです。

後半、死んだ女社長と症状の似た青年が運ばれてくる
そこからは、怒涛の展開。

犯人と思われる人が、実は犯人じゃないという
その連続

家入医師と女刑事のちょっとした恋愛モードもある。

最後は、すべての伏線を回収し
気持ちよく終わります。

医療関係の説明や病気や菌の話しは、少し複雑でしんどいかもしれませんが
後半、すごく面白くなるので我慢して欲しい。



2022 8 16
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