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感想 世界の家の窓から77ヵ国201人の人生ストーリー  世界は広大で美しい。それを実感できる写真集。





77カ国201人の「自宅の窓からの風景」の写真と、撮影者の「人生ストーリー」を収録。
ゾウが訪れるボツワナの窓、オーロラがきらめくノルウェーの窓、ロバの牛乳配達が通るスーダンの窓、ガラスに飛散防止のガムテープが貼られたウクライナの窓、バングラデシュの難民キャンプの窓、隣のアパートのテレビをのぞき見できるイスラエルの窓、息子が亡くなった庭をのぞむベルギーの窓、自殺未遂を乗り越えて得たエジプトのマイホームの窓……どこの窓辺にも日常あり、一人一人の人生がある。新型コロナ、戦争、格差……この分断の時代に、まったく違う環境に生きる、見知らぬ人の日常と人生が、たまらなく大切なものに思えてくる、貴重な1冊。


読んで感じた印象は、世界は広大で美しいということでした。
世界全体がウイルスのせいで閉鎖し引きこもる生活を強いられたあの世界
窓から撮影した景色だけをピックアップし写真集としたのが本書

その圧倒的な美しさを体感してもらいたい。

使える写真が少ないので
本当はこんなもんじゃないとだけ言っておきます






chapter5の人の消えた町で
という章が印象的で

人がいないこと
それは世界をビジュアル的に美しくさせること

廃墟の美しさ
自然の美しさ
動物の躍動感

そして、世界には知らない何かがあり
それは生き生きしていて
今も変わらずに意欲的で

何も変わってなくて
とにかく圧倒的

この写真集はおすすめです
手元に置いておきたい一冊です。

2022 12 8




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