Reading.マンガで読む「涙」の構造

マンガで読む「涙」の構造 米沢嘉博著

この本はまず、「なぜ人は涙を流すことを求めるのだろうか?」という問いからスタートし、様々なマンガのシーンを取り上げ、どのような物語に人は心を撃たれるのかという解説をする+共感を生み出す本です。

涙にあまり興味はなくても、マンガで強く感動した経験や、マンガが好きな人は楽しく読めるのではないかな?と思いました。

私は、マンガに興味があったというよりも、「涙」というもの、「涙を流すということ」に興味があったので読みました。

といっても、本質的な「なぜ涙を流すのか、なぜ涙を求めるのか」という部分についてはサラリとしか書いてありませんでした。(ざっと読んだ感じ)

ですが、

●悲哀の情緒の研究

という本を紹介していて、この本はタイトルの通り、悲哀について書いた本だそうです。この本を読んでみたいと思いました。この本を知れただけでも大きな収穫です。


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