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アーティストのマネタイズはどこだ!? 〜プロモーションを考える前の大前提〜

プロモーションを考えるにあたって

プロモーションを考えているとき、よく「手法論」の話になりがちです。タイアップ、TrueView(YouTube AD)、交通広告、バズっぽいキャンペーン。
勿論その1つ1つは効果的であることは確かです。

でも、「そもそもプロモーションの目的は、何か」ここを見失わないようにしましょう。

基本的に「プロモーションは、ファンを最大化しマネタイズにつなげる為」です。
プロモーションによって、各楽曲視聴や購買やライブ動員へ繋げ、ファンを増やす。ここから売上を作り、この売上を原資に「いいクリエイティブ」を生み出し続け、ファンを増やす。このマネタイズサイクルを作ることがプロモーションを行う理由です。

アーティストのマネタイズ

アーティストのマネタイズタイプを考えると、大きく4つタイプに分かれると思います。重複すれば重複する程、いいアーティストです。例えば、星野源さんは全てを兼ね備えたタイプですね。

200327_マネタイズ

ひとつひとつ紐解きます。



①音源タイプ

200327_マネタイズ_1

音源(楽曲)を中心にマネタイズするタイプです。楽曲のパワーがとてつもないので、米津玄師さんのようにサブスクリプションを行わない。という選択肢も可能となります。

[マネタイズ箇所]
  -  CD売上
  -  デジタル売上(YouTube・ストリーミング・DL)
  -  著作権印税
  -  楽曲提供等
  - CMソング起用

このタイプは「曲」をプロモーションの中心において考えていきます。マネタイズ軸で考えると大きく下記です。
1.  CD利益の最大化(Special Editionによる単価向上 / 販売枚数最大化)
2.  ストリーミング再生回数の最大化(視聴者数最大化 / 繰返再生の最大化)
3. CMソング起用

ファンを増やす為、「楽曲」を上手く活用します。このタイプはMVの再生回数も多いので、その数字予測によってMV制作コストを高めることも可能です。
※後日、このタイプのプロモーション戦略をnoteにまとめます。


②ライブタイプ

200327_マネタイズ_2

ライブパフォーマンスに強みがあるタイプです。ある程度のラインを超えると、このタイプが一番安定した収益を生み出せます。逆に言うと、音源タイプはライブパフォーマンス力をどこまであげられるか。というのがポイントです。

[マネタイズ箇所]
  -  チケット収入
  -  グッズ収入
  -  LIVE Blu-ray & DVD
  -  放映権販売
  -  協賛費等

このタイプは「ライブ」をプロモーションの中心軸において考えます。マネタイズ軸で考えると大きく下記です。
1. ライブ収益の最大化(動員数 / 客単価 / 開催回数 / 協賛)
2. ライブ二次利用の最大化(映像作品 / 放映権 / )


フェスへの参戦や、三次元のライブ体験をスマホ上でどこまで追体験させることができるか?というのが、ファンを増やすポイントです。
※後日、このタイプのプロモーション戦略をnoteにまとめます。


③広告起用・出演費タイプ

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タレントバリューが高く、広告起用やテレビ番組出演、映画・ドラマ出演にってマネタイズするタレントパワータイプ。
そしてヤバTさんが代表的ですが、タイアップソングを柔軟に制作しながら広告起用されるタイプ。ただし、このタイプには「楽曲制作力(特に歌詞)」、「ブランディングの一貫性」が非常にハイレベルで要求されます。
めちゃくちゃ難しいので、ヤバTさんは本当にすごいと思ってます。

[マネタイズ箇所]
  -  CM契約費
  -  出演費
  -  番組出演費等
  -  タイアップ費

このタイプは「タレント力」をプロモーションの中心において考えます。マネタイズ軸で考えると大きく下記です。
1. タレント的、出演収入の最大化(出演本数 / 契約単価)
2. 音楽的、広告起用の最大化(CM / タイアップソング)


タレントタイプと、アーティストタイプで別れる上、いろいろな要因が絡みますがファン形成が難しいタイプでもあります。タレント化すればする程、ファン濃度は下がってきますので、ファンの濃度を保つ施策が重要となります。ここも後日noteまとめます。

④グッズタイプ

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このタイプはアーティスト自身のビジュアルクリエイティブセンスが突出している場合です。仲間にセンスのいいイラストレーターさんやデザイナーさんがいる場合もありますね。

[マネタイズ箇所]
  -  グッズ売上
  -  ロイヤリティ

このタイプは「グッズ」をプロモーションの中心にしていきます。マネタイズ軸で考えるとこれらです。
1. 販売チャネルの最大化(EC / 販売店舗 / プラットフォーム)
2. 販売数の最大化(多種のグッズ)

自分たちをブランドと捉え、D2Cブランドみたいになっちゃうのも全然アリだと思います。グッズを販売する為プロモーションとして、MV等を活用します。D2Cに関してはこちらがオススメ本。



自身が担当するアーティストはどこが強みか、どこがマネタイズポイントなのか。そこをまず認識してプロモーションプランを考えていきましょう。
今後、それぞれ詳しく書いていきます!


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元・レコード会社の宣伝部。現・コミュニケーションデザイナーのMiyamoto164です。 音楽マーケティングについて書いていきますので、参考にしていただけると嬉しいです。 https://twitter.com/38610164

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