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自閉症児や小さな子ども達に[絵文字のすすめ]

自閉症の子ども達の多くは、複雑な心の動きや顔の表情を
読み取ることが苦手です。

そこでふだんから、「どんな気持ち?」(苦手などんな~?)ですが、
と、尋ねたり考えさせたりすることはもちろん、
「そんな時は、〇〇な気持ちって言うんだよ」と
教えてあげることが大切です。

なかなか放っておいても、わかるようにはなりません。

なので、こんな時はこんな風に答える。話かける。尋ねる・・などの
パターン(マニュアル)を作って教えると、効果が高いです。

本人はわからないのですから。
だから教える。

そこで、一つの工夫として、
今やメールやLINEでおなじみの絵文字(顔文字)を
使ってみましょう。

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楽しいほどいっぱいあります。

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これは笑ってる、ってわかりやすいけど、

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これ、泣きながら笑ってる。
もうどうしようもないわ~の時とか、笑いすぎの時とか、
「ど~もホントにすみません↓の時に、私は使うことが多いです。

でも、「泣き笑い」難しいでしょう?
自閉症の子どもにとったら、悲しい=泣く、か、嬉しい=笑う、
かのどちらかです。二者択一。
現に、「どんな気持ち?」と尋ねても、だいたいが
「うれしい」「楽しい」「悲しい」くらいしか返ってきません。

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よろしくっ!とか、だよねっ!とかに使うウィンク。
えへ・・でも使うかな?

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悩んでいます。・・?いや?ドキドキしてる?・・?
いや・・?落ち込んでる?・・?おなか痛いん?・・

解釈は様々ですが、楽しくはない。
誠に、顔文字って、1個でいろんな人間の複雑な心の中を
わかりやすく伝えることができます。

そして、どんな風な想いでいるのか、自分も考えることができるのです。

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たくさんあるけど、最後にもういっこ。
これ、泣いてないけど、ものすごく困った感が伝わってきます。

「学校に遅刻しそう」「教科書忘れた」そんな気持ち?

絵って、言葉に添えると、文章が柔らかくなるので私はよく使います。
シリアスな文章や急ぎでは使いませんが。
いただいた時も、相手の気持ちがよりわかりやすいように感じます。

そして、黒い文字で打たれた無味乾燥な画面を、華やかにしてくれます。

ということで、お母さん、もし子どもさんがもう携帯を使っていたら、
やり取りの時は絵文字をどんどん使ってください。
そして、使わせてください。

もし、まだ携帯を持っていない子どもたちには、
シールを買ってあげてください。
そして、いっしょに何か手紙や文を書くとき、
子どもが喜んだり泣いたとき、なんだかつまんなそうな時、
ふざけたとき、驚いたとき、

表情と共に、言葉を添えて、
シールを何かノートやスケッチブックにでも、貼らせてみてください。
小さな子ども達にも使えます。

きっと効果バツグンです。

人の気持ちの揺れは、色の数よりも、花の数よりも、・・?
多くの言葉で表現することができるのかも?
そんな風に感じています。




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