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読書感想文「なんでもいいから思ったこと自由に書いてごらん」は、ぜったい書けない。

夏休みのドリルはすぐ終わるけど・・
読書感想文が・・ある・・(´;ω;`)

っていう子どもたちの訴えは、
毎年恒例の夏の風物詩になりました笑

そもそも、「読書感想文」って言葉が、いかにも難しそう・・
本好きな子どもでも、読んで、それをわざわざ1200文字に
感想を書くとなると、とても億劫そうです。


ただ、子どもたちに、あまり効果がないように思うアドバイスは、

「どんなこと感じた?何でもいいんだよ、書いてごらん」
と、
「思ったこと、自由に書いていいんだよ」です。
これは、大人がいっしょに考えてやることを投げてる。

苦手なことを、やりたくないことを自由に!と
言われることほど、敷居が高くなるものはありません。

自由と言われて「やったーっ!」と思える子は、
今の教育環境の中では少ないかも・・と思います。
それよりも、指示をされた方が動きやすく感じるものです。

大人になると、「自由に書いていいこと」が
ありがたく思えるのは、明確な目的と経験、そして、
自由という中に潜む制約が、理解できてくるからだと思います。

さて、どんな風に~?の閉じた質問も、あまり効果はないし、
思ったことを。。と言われても、
たぶん
「楽しかった」か、「面白かった」くらいしか
思ってないかな??というか、意識下に埋もれてるというか・・

でも、どんなことも、
無理やりにでも言語化していくトレーニングは、
とっても大切だと感じています。

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「読書感想文の書き方」は、ググるといくらでも
出てくるので、そちらをご覧くださいね。

ただ、今日、私に、最初の訴えをした小4の男の子には、
こんな風に言いました。

「・・そうだねぇ、、あらすじ書いちゃうわけに
いかないしねぇ。。
だったらね、自分がその主人公だったらこうする!とか、
こう思う!とか、僕も同じことした!とか、
僕もこうしたい!とか、書いてみたら?」

って言うと、にこっと笑って、
「あ!それなら書けそう!」と、元気に帰って行きました。
具体的にイメージできたんでしょうね。

「ここのこの部分は、主人公ならこうしてるけど、
僕ならこうしたなあ~
だって、こう思うから。この方がもっと〇〇だから(理由)」
「ここは、僕もそう思うよ。だって、~だから。」

抜き書きと共感や、自分なら。。という置き換え、想像で、
原稿用紙など、すぐに埋まって行きます。

いやいや笑、原稿用紙を埋めるアドバイスじゃないけど笑。

最後をどんな風にするかも大切です。
それは本の内容によって変わってくるなあ~

ちなみに、私が中学3年の時に「氷点」で
ささやかな賞をもらった時の最後の一文は、
「私には小さな山もない。」でした。
主人公が苦労をして人生の山を乗り越えて行く最後に書いた
記憶があります。

少しドラマチックな表現で、
相手の気持ちを上げるか下げる形で揺さぶると、
読後感が感動的になって、いいと思います。


ということで、なんでも勉強!
いっぱいやっとくと、あとでイイことあるよ~
子どもたちみんな、がんばってね。

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