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誰がこんちゃんを責められようかいや責められない 【6/19ソフトバンク戦⚫️】

飲み会からの帰り道、速報を確認して、かみさまほとけさまお願いしますやちくんに打たせてあげてそしたら仕事もっとがんばるから・・!と、やや泣きそうになりながら祈っていた。たぶんちょっとぶつぶつ言っていた。あやしい。酔っ払いでしかない。あやしい。

だけどもちろん、私がかみさまほとけさまに祈ったところで1ミリも届かないしそもそも仕事との因果関係は全くないしそれどころかかみさまもほとけさまもやちくんもそんなことは知らない。iPhoneは、非情にも3アウトで試合終了を私に告げた。いくらなんでも冷たすぎる。AIの弊害だ。なんのことだ。iPhoneを放り投げたい衝動に駆られながら、すんでのところで私はぐっと堪えた。

とぼとぼ帰ってきたら、家族はW杯を観ていた。そのまま勝って大はしゃぎの家族を横目にうとうとして、はっと目がさめたら、やっぱりまだヤクルトは負けたままで、世の中はみんな浮かれているのに自分だけ落ち込んでいるような気分になった。何を言っているんだと思うのだけれど本当なのだから仕方がない。

このままふて寝しようかと思ったのだけれど、でもちょっとうとうとしたせいで酔いも覚めていて、書いて気持ちを落ち着けようではないか、と、また修行僧の気持ちを思い出し、今に至る。

最初の30分ほどテレビで試合を観ていたのだけれど、その時点で2点を取られ、移動中に1点取られるのを確認した。そこでもう、あーこれ今日は厳しいな、と、思っていた。ブキャナンで序盤に3点ではもう厳しい。

だけど6回裏、ハタケのタイムリー(もろもろ)で逆転をする。厳しいなと感じた3点差を6回に逆転できるところが、ここ最近の粘り強さだ、と、思う。「3点差を逆転される」というのは、4月から5月にかけて毎日のように見ていたけれど、その逆はここ最近になって見かけるようになったものだ。

逆転して、そのまま僅差のリードを守ってくれることがこの一ヶ月でものすごく増えた。「いけるかも・・!」と期待できるようになった。

だからこそもちろん、そこからまたさらに逆転されるのは、めちゃくちゃにつらい。期待がある分つらい。W杯の喜びムードの陰で私はしぬほど落ち込んでいた。

だけど、「ここで逆転したらこのまま粘れるんじゃないか」と思えるようになったのは、それはもちろん、中尾くんとこんちゃんと石山のおかげだ。それはものすごい成長だ。一ヶ月前なら信じられない心境だ。だからその三人の誰かがたまに打たれたところで、責めることなんてできない。もう絶対にできない。助けられたことの方が何倍も何倍も何倍も大きいのだから。

だからやっぱり今日も、いやいつも以上に、「こういう日もある」ということに尽きる。うまくいく日もある、でも行かない日もある。いつだって成功するなんてことはありえない。うまくいかなかったことは、それはもうひたすらに、次につなげていくしかないことだ。誰がこんちゃんを責められようかいや責められない(反語)。

休んで、美味しいものを食べて、ビールを飲んで(それは私)、また別の日を迎えるしかない。平等に、新しい日はやってくる。

なんか今日はもう、こんちゃんもエイオキもやちくんもみんなみんなみんな、心の底からおつかれさま、と、思っている。これが本日の、深夜二時の悟りです。修行は続く。




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