少しずつ形を変えながら、少しずつ前に進んでゆく 【4/28 広島戦○】
風でビニール袋が舞い、グラウンドにぽとりと落ちる。それに気づいたライトの長野が走って拾いに行き、自分のポケットに入れる。さすが長野、と私は外野スタンドからそれを眺めながら思う。球場にはいつも、こういう光景があるものだ。
いつだってたいへん辛い結果になることが多かった神宮でのカープ戦だったけれど、いつだってその真っ赤な雰囲気にのまれそうな気分になるけれど、いつだって悪い残像はすぐ頭をよぎるけれど、でもいつまでもやられているわけにはいかないし、前にも書いたけれどもじゃあ広島戦だ