アーティストビザ と ケニアの友達
ドイツでビザを取る際に、僕は『アーティストビザ』という種類のビザを取る予定なんだけど、これはアート活動をしていて、ドイツの銀行に生活出来るくらいの預金がある人なら、比較的簡単に取れると言われていて、ともかくそれだ!ってノリで待ってるのだけど。
ベルリンに10年以上暮らしてるマリリンから、先日色々とヒントを貰った。
やんややんやと会話しながら料理を作ってたマリリン、最後のひとつだった卵を割りながらゴミ箱に落としてる事に気付いて、一人傷ついてた。
そしてお隣さんから貰った卵でブラウニーが出来たのだった。
アーティストビザって、アート活動をどれだけやってるのか証明出来ないと、長期滞在は難しいんだそうで、1年間でどれだけ展覧会やイベントをやってるのか、作品がどれだけ売れてるのかで、次回のビザの行方が決まるんだって。(全っっ然知らなかった!!)
バイトに本気を出しすぎて、アート活動を疎かにしてると、お金はある程度あるのにビザが更新出来ないなんて事もあるんだって。
その中で上手くいく人は、3年、5年と、どんどんビザの期限が延びていくし、結果が出せない人はすぐに帰国なんだと。
まじか!(こええっ!!)
さらに、確定申告の際、アート活動に掛かった経費や売れた作品の証明がしっかり出来なきゃダメなんだと。
(レシートや領収書もしっかり出して、全部保管、保管、ほ、か、ん!!これ一番嫌いなやつ!)
ベルリンに居たくても、泣く泣く帰って行った人は山程いるよー。
って軽く教えてくれたけど、それってすんごい大事じゃんか!
そんな中、最近たまたまケニアのレンジャー友達ザカリと、宿を営んでる友達エノックと連絡を取ってみたら、コロナ以降、今だに観光客が中々自由に来れない状況で、経営してる宿は休業中、レンジャーも長期休暇という事で、実家に帰されてる人が増えてるんだと聞いた。
レンジャーが減ると、密猟者はその隙をついて森に入って動物を殺すし、なんなら仕事を失ったレンジャーが、家族を養う為に密猟者になってしまうケースもあるんだとか。
いつもポジティブ全開な人達なので、それでもなんとか元気でやってるよー!って言ってたけど、宿主エノックなんて、最近子供も生まれて、かなりきついタイミングなのは簡単に想像がつく。
作品(商品)を売りたい僕と、コロナが落ち着くまでの生活費が必要なケニアの友達家族と動物達、これもきっと何かの縁じゃないか。
そこで、これから僕の作品が売れる度、彼らに毎月売り上げの一部を送る事に決めた。
ひと作品につき『500円』が彼らに送る分。
子供ひとりの1年分の学費が、5000円くらいだと言ってたので、10作品売れたら学校に通える事になる。
これは、寄付や募金とかってのとはちょっと違っていて、僕はこれからケニアにまだまだ通うだろうし、その為には拠点にする宿が必要になるし、現地の人達と交流があって詳しく知ってる人がいてくれると、旅も随分助かる。
前回なんて、宿主エノックの家族を巡る旅なんてのも主催してくれてるし、
マサイ村での生活を覗けたのも全部彼らのお陰だ。
レンジャーの友達も、彼らが居てくれてるお陰で動物の写真が毎回撮れてるので、今仕事を失ってもらっちゃ困るのは僕も一緒。
それに今後、僕の知り合いがケニアに行く事だってあるかもしれない。
作品だって、ケニアの人や動物の助けになるなら買う!って言ってくれる人がいてくれて、作品を売りたい僕にとってもそっちの方が都合が良い。(#これを売名行為っていうのかしら)
どっちかって言うと、
ちょっとお隣さん、お醤油切らしたから少し分けて頂戴!のやつだ。
誰かが醤油を回してれば、きっとなんとかなる!
早くまたケニアにも行きたいな。
やるゾウ!!
大きなポスターが出来ました。
現在、ベルリンのカフェ『KRANBAR』で展示中のこの巨大なポスターが人気なんだそうで、本日より日本でも販売開始しました。
サイズ:A0(841 × 1189mm)
紙質:和紙
日本の場合、日本の製作所で完全受注生産になります。
6800円(送料無料)で販売してるので、お!ってなった方、ぜひチェックしてみてくださいな。
かなり大きいので、壁一面キリンになります。
【こちらからオーダー出来ます】
ベルリンの森から、日の出前の音を配信してます。