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こどもの日本語が、かなりオカシクなっている?

以前にも書きましたが、海外で長く生活されている方々のお子さんで「なんかうちの子の日本語、オカシクなってるけど・・」と思って不安になられている方も多いと思います。

そう言うわたしも!それはそれはオカシイ日本語を話していた子でした💦

どのくらい酷いかと言うと・・・・

日本に帰国した頃は「今日はお天気がさしてます!」と堂々と言い放っておりました😅
たしかに言いたいことはわかるのですが・・・・💦

日本人学校もない環境の中で1歳から海外にいたので「家の中では日本語しか使うな!」と父に厳しく言われていました。
しかし当時は「なぜこんな難しい言葉を話さないといけないんだろ?」と疑問に思っていました。

やはり朝から晩まで現地の子と外で遊び、幼稚園も小学校も現地校で育ったわけですから思考回路も全て現地のことばで染まっていました。

わたしには姉がいましたが、姉も現地の学校に通い現地の言葉で過ごす時間が長かったこともあり、いつの間にか日本語より現地の言葉の語彙力が勝っていたもので父がいない時間はふたりでよく現地の言葉で話していました。

その流れでつい、父がいると言うのに、ふたりで現地語で口喧嘩をしていると何が原因で喧嘩しているのか父にはわからず「日本語でやれ、日本語で!」とよく怒られたものです。
しかし日本語で喧嘩しはじめると「お・ま・え・が・わ・る・い」と抑揚もなにもないロボットのような話し方になってしまったものです😅

そんな「てにをは」もまともに使えない子でも日本に帰ってある程度時間が経つと、親からすれば、不思議と日本語を普通に話せる(実際はちょっとだけ変でしたが💦)子のなるのです。
夢も現地語で見て、数を数えるのも現地語で数えるような子も、外でも家の中でも日本語の中で過ごすようになると覚えは早いです。
しかし、その代償として覚えた言語を忘れるのも子供と言うものは早いものです。

親としては海外にいる時は子供の日本語がオカシイと、帰国してからのことを考えると心配になりますが、帰ったら帰ったで子供が普通に日本語を話すようになる半面、覚えた言語をどんどん話す機会をなくし忘れていくのを見て勿体ないと思うものです😅

しかし今は当時とは違いオンラインでの学習の場があります。今から思うとあの当時これがあれば随分違っていただろうなあと痛感します。

次回もまた海外にいる親御さんが持つ不安についてお話ししたいと思います。

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