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むるめ辞典

■漁師

[読]りょうし

漁にでる師

[例文]
一匹の魚をどんな風にも美味しく捌く船上の漁師みたいな文章が書けるようになりたくて、毎日noteを更新している。漁師が毎日船を出すのを真似して。

「ここは焼いて、ここは出汁にして、こっちは煮付けにして、これは今食べよっか」

通勤電車の中ででスマホを使って身の回りのことを書いてるから、私の乗っている船は京王線の海の上にあって、投網の代わりにスマホでぐいぐい記憶を引き上げていることになる。

ボーズの日もあるけど、船は前に進んでいて、おかげで通勤の時間は有意義になってきた。もしこの電車が満員じゃなくて踏んだり蹴ったりされなければ文句はないんだけどな、と思いながらこれを書いている。

そして帰りの電車では校正したり、スキをつけてくれた人にお返ししたりしながら、明日の準備をして、一日の漁を終える。




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