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『絶対に受けたくない無駄な医療』

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室井一辰が2014年に発表した『絶対に受けたくない無駄な医療』を、2019年に書籍を2冊発表することを受けまして、順次、無料公開してまいります。世界を動かそうとしている、「チュー…
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2019年2月の記事一覧

『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)(40回)腰痛だからと休養しない
北米脊椎学会

『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)(40回)腰痛だからと休養しない 北米脊椎学会

【第40回】受けたくない医療37【整形外科】
腰痛だからと休養しない
北米脊椎学会
 
 北米脊椎学会は、「腰痛の治療のために48時間以上横になって休む処置は推奨しない」と主張している。これは、腰痛になっても休むより動くという潮流を反映したものだ。過去には腰痛になると、休んだ方がいいという考えが主流の時代があった。学会は「腰痛患者に対する治療として、48時間以上横になることは臨床研究上のメリットが

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『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)(39回)ぎっくり腰で真っ先にX線検査はダメ
米国職業環境医学会、北米脊椎協会

『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)(39回)ぎっくり腰で真っ先にX線検査はダメ 米国職業環境医学会、北米脊椎協会

【第39回】受けたくない医療36【整形外科】
ぎっくり腰で真っ先にX線検査はダメ
米国職業環境医学会、北米脊椎協会
 
 米国職業環境医学会は急性腰痛、いわゆるぎっくり腰でも、「特別の原因のない急性腰痛を訴える労働者に対して、真っ先にX線写真を撮ってはならない」と指摘する。「赤い旗」が疑われても、すべての患者に対してX線撮影をしなくてもいいという。
 さらに、学会は腰痛に関連して、「雇用時の身体検

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『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)(29回)

『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)(29回)

【第29回】ガン以外の疾患
ガンに続いて、ガン以外の疾患を幅広く見ていこう。
無駄な検査や意味のない治療は患者の負担を強いるば
かり。病気を治し、生活の質を向上させるために、ど
のような医療行為を避ければよいか。米国の〝総意〟
から学んでいこう。

受けたくない医療25【検査】
無用な胸部X線検査はするべからず
米国外科学会、米国 一 般内科学会、米国病院医学会、米国集中治療関連学会、米国内科医学

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