【意思決定】をする際に経営者として大切なこと
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
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■私が独立開業をした頃から
いろいろな経営者の方から
よく聞いていたお話なのですが、
「漫画の『ワンピース』には、
経営のヒントがたくさんあるから、
ぜひ観ていたほうが良い」
とのこと。
そういうこともあり、
6月あたりにNetflixを契約し、
順にいろいろな方から勧められていた
アニメを観ていた状況。
実にアニメをまともに見るのは
中学生の頃以来ではないでしょうか(笑)
確かにワンピースには
本当に学ぶことが多く、
第1話だったと思うのですが、
「海賊王に俺はなる!」
という
主人公ルフィのセリフがあります。
その他にも、
「お前を仲間にすることを決めた!」
などという、
何とも独りよがり的な
発言があるのですが、
経営において大切なことは、
この
【決めること】
なんですよね。
■人は意思決定をする際に
まず『考える』。
そして、
その考えが一段落ついた頃に、
次に
『悩む』
というフェーズに
駒を進めていくことになります。
私が思うに、
『考える』
という段階では、
『熟考』
とも言われるように、
やはりしっかりと、
その意思決定をすることにより
起こり得る結果を予測し、
慎重に考慮する必要があるわけですが、
この段階を通り越し、
『悩む』という領域に
入ったとしたならば、
その
【悩みからは何ら生産的なものは生まれない】
ように思います。
■よくある例としては、
県外への出張の際、
楽天などの旅行サイトを比較し、
・どの飛行機がいいのか
・どういった部屋のタイプがいいのか
・禁煙がいいのか、喫煙がいいのか
・朝食が必要か、不要か
・空港からは近いのか
などといったことを、
いろいろと考えることでしょう。
最初の段階は
考えているのでしょうが、
最終的に2、3候補に絞った段階で、
悩み始めますよね。
この『悩み』のフェーズ
に入ってしまえば、
それは
認知能力を無駄に使ってしまうこと
に繋がってしまうわけで、
結果として、
重大なる
経営者としての時間の損失になり、
何より、
【認知能力を奪われていくことによる
精神的な負担の大きさ】
が最も大きなダメージであるように
思ってなりません。
『なんか疲れたぁ・・・』
という感覚です。
■要は、
2、3個の候補を比較したところで、
おそらく
そこまで変わりはないわけですし、
それを考える時間や
労力や精神力の欠損と、
良い選択をしたことにより
得られる効果
を比較した時、
その悩み抜いた結果として
選択したものが、
悩んだことにより欠損した時間や
認知能力と比し、
本当に有効であったのか
ということなんですよね。
往々にして、
そんなに大差はないはず。
■であるとするならば、
サイトに目を移す前に、
・朝食なし
・禁煙ルーム
・空港からは電車で10分圏内
・部屋はシングルタイプ
などといったように、
条件をパパッと絞り込んで、
可能であるならば、
それを自分で判断するのではなく、
その条件を
スタッフや第三者に伝え、
予約の代行をしてもらう
ということが
最も効率的なんですよね。
金額やポイント、移動距離などで
少しの差はあるかもしれませんが、
全体を通してみると、
そんなに大差ないのではないかと思います。
これが
経営者においての
仕事としての最も重要な要素である
【決めること】
であるということです。
■結局のところ、
悩んでしまう状況は、
『決めていないから』
ということに他ならないわけで、
あらかじめ
【決めること】
を習慣化さえしてしまえば、
その後は本当に簡単に
物事が面白いように流れていくもの。
■いろいろな面で、
【悩んでいる局面】
があるのではないでしょうか。
その悩んでいる時間は
経営者としての
『生産性の欠損』に直結しますので、
できるだけ早い段階で
悩んでいるポイントを整理して、
【それをどうやって決めていくか】
ということを、経営者として
しっかりと意識に固定化しておくべき
でしょう。
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《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者の仕事は
【決めること】である。
・意思決定の基準として、
『考える』ことからスタートし、
その段階を抜けると
『悩む』というフェーズに入る。
『考えること』は
その未来の結果を【思索】することであり、
大変重要なことであるが、
『悩むこと』からは、
生産性のあるものを生み出すことはない。
・決めたことは、可能であれば
スタッフや第三者にお願いして、
実際に行動に移してもらい、
経営者としての
『考える時間』をより多く確保し、
圧倒的に生産的な
経営者としての仕事を進めていくべし。
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今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
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