三十路から現在、晩秋 今成浩司インタビュー2/14（2） と浩司の天心武尊大予想
まだまだ続く五十代男性ブラックベルトの今成浩司インタビュー
前回はこちら
また時は学生時代に戻り今成浩司そして今成正和
を格闘技を繋いだ男
５０代男性岩田さんについて伺います。
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ー いやもっと話広がらないかなと思って。
岩田さんの話したいって言ってたじゃん。
浩司 岩田の話したいね～。（イキイキと）
あいつはお前の考えてるよりはるかに面白いよ。
もう俺はどんだけ世話になったんだって感じよ兄弟そろって。
ー そもそも最初はなんなの？
浩司 岩田がいじめられてるのを俺が助けたらしいのよ
っていうか岩田がそれを
すごい恩義を感じてくれてるらしいのよ。
そもそもの話だと中学がマンモス校で１６組あったのよ。
入りきらないからプレハブで勉強したりして。
ー 大根中ね。
浩司 そう大きいに根と書いてね。
一クラス50人いたのよ。
で中一で素行が良くないワタシはそん時に気に入らないと
よく腹殴ってるやつがいたのよ。
その翌年に大根中学はマンモス過ぎて隣の地区に
新設校が出来て半分に別れたのよ。
その腹殴ってた奴は新設校に移って全然会わなくなったのよ。
そんで話は高校入ってからなんだけど
俺が出席番号２番で岩田が3番で
同じクラスになってあいつがボールペン貸してくれて
話すようになってね。
そのころ岩田が学校の中でかっこいいって話になって
ほかのクラスから女の子が見に来たりして
キャーかっこいいっていうぐらいの男でさ。
ある日高校の帰りみんなで帰ってたら
俺が中学の時に腹殴ってたやつが遠くから
「おい岩田！」とか呼びつけてててさ。
オレ頭にきてそいつの目の前まで行って
「さっきからお前さ、誰に口きいてんのよ」って言ったら
すみませんでしたって謝りだしてさ。
まあくだらねえ話なんだけど。
どうやら岩田はそれを恩義に感じてたらしい(笑)
それで岩田は足関十段がなぜ格闘技始めるかに関わってくるのよ。
おれはプロレスとか好きではあるけど
たいして観てはいなくて
岩田はプロレスのコアファンでＵＷＦとかすごい好きで
グッズも色々買ってててさ。
UWFのハイソックス履いてたもん(爆笑)
あいつがバスケやってる時に靴下に
ＵＷＦのロゴがついててそれがちらりと覗いててね(笑)
ー ＵＷＦの靴下があったんだね。(笑)
浩司 まあそれで高校ん時オレの部屋がたまり場で
岩田がうちに来てマサが親にブドウもってけって
言われて運んできたブドウがやたらと減ってて
「お前持ってくる途中にすごい食ってない？」とかいうのが
二人のファーストコンタクトで。(笑)
そんで高校の時に親父の居たホテルのお客さんだった
ユセフトルコさんが親父に新日の招待券をしょっちゅうくれたから
マサとおれと岩田とかで
東京ドームとか行ったりしたわけよ。
マサはまだそこまで好きじゃない感じだったね。
その頃はプロレスより牧瀬里穂で。(笑)
その後マサが中学でまずぐれて
そんで高校も入ったけどすぐやめちゃったから
このままここにいたらチンピラかヤクザか
もうだめになっちゃうなって家族で話してたのよ。
ヤツは色々すったもんだの挙げ句にカナダで
一年くらい過ごしてきたのよ
ー そんな長くいたんですね。
浩司 それですごいマッチョになって帰ってきたよ
向こうで友達と自転車で3～4日でロッキー山脈越えて
バンクーバー行くって連絡来てその後連絡ないから
どうなったんだろうって話してたら
親父のカードがバンクーバーのすし屋で使われてて
ああ無事越えたんだねってみんなで話してね。(笑)
ー けっこう楽しくやってたんですね。
浩司 ちょくちょく連絡は来てたのよ。
ある時
「ねえサムライクラブの場所分かる？」
って電話が来て。
ー ジョエルギャルソンとカーロスニュートンの？
浩司 そうそれよ。
「近くまで来てんだけど場所分かんなくてさ。」
とか言われて
オレも場所分かんないけど頑張って辿り着いてって言って。(笑)
ー そのときは格闘技まだやってないですよね？
浩司 格闘技始める前よ。(笑)
ー その時にサムライクラブにたどり着いてたら何かが
違ったかもしれないですね。(笑)
浩司 まあ結局辿り着かなかったんだよね(笑)
あいつ帰ってきたときマッチョになって自転車と
でかい太鼓抱えて帰ってきて「音がいいんだよ」ってやたら叩いてて
それで帰ってきたからまたどうするって言って親父のホテルで
バイトしながら格闘技やるとこ探そうってなって
色々紹介された末に最後に
トルコさんに佐山聡さんを紹介してもらってさ。
佐山さんからトルコさん経由で親父宛に
息子さん藤原ジムに来てくださいって
連絡が来て俺も一緒に行ったのよ。
弟が珍しく緊張してて飯食う気がしねえって言って
じゃああんみつ食べようって言って二人であんみつ食ってさ。
それで行ったらいっぱい筋トレやってて
ダンプのタイヤ抱えて階段のぼったりして
最後に佐山さんがバックスピンキックやるからって
なぜかマサがミット持たされて
強烈にバチンバチンバックスピンキックされて
「ね、基本ができてないとダメでしょう？」
って言われててね。(笑)
ー (笑)
いや面白いんだけど岩田さんはいつ出てくるのよ。
浩司 いやその頃いつも岩田はその話の流れにいるわけよ。
ー 関わりが薄い感じだからいつ出てくるのかなと思ってさ。
浩司 いや結局岩田がいなかったらおれも格闘技観なかったから
マサも興味持たなかったって話よ。
ー まあそれでマサはキングダム入るわけでしょ。
ここまではマサは20前でしょ？
浩司 岩田は専門卒業してもう仕事してたのよ。
確かそのころキングダムエルガイツを
バウトレビューとスポナビのメモ8氏だけが追っていて
その頃まだ多分うちにパソコンがないころでマサの記事が出ると
岩田は逐一会社でプリントアウトして
ＦＡＸでうちに送ってきてくれてたのよ。(笑)
ー なんでよ。Ｕの系譜を継いでるから？
浩司 そうだよ。(笑)
ＵＷＦのハイソックスを履くほどのフリークだからね岩田は。(笑)
だからキングダムの試合も岩田と二人で観に行ったね。
考えたら凄いよねあの頃は。
弟がやりたいって言ってキングダムはバレット呼ぶんだから。
その頃はコンテンダーズとかも面白かったよね。
大阪の三島さんとやったＤＥＥＰも行ったなあ。
岩田が航空券取ってくれたんだけど
試合夜なのに朝の7時に梅田着いちゃって一日中練り歩いて
大阪最高～とか言ってね。(笑)
それで試合やって負けて弟が出てきて頭がいてーいてーって言って
入ったお好み焼き屋さんでおかみさんが
氷買ってくるわよって言って
買ってきてくれてそれずっと頭にあててさ。
それで弟が自宅帰るつもりで大阪にホテル取ってないから
泊まるとこねえんだよ
って言ってじゃあ来る？
って言って。
だから岩田がいなかったらマサは大阪で負けて
野宿していたんだよ多分。(笑)
ー 面白いんだけどそれマサの話で全然岩田さんの話じゃないから。(笑)
浩司 え～おかしいなあ面白い話いっぱいあるんだよ本当に。(笑)
プライドの高田とヒクソン三人で見て
水道橋の居酒屋でマサがウーロン茶片手に
「俺ヒクソンより強くなるから」
と言ったっていう話とかね。
まあゼストとデープは岩田とほとんど観に行ったよ。
とにかく次は岩田にインタビューしてみてよ。
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ここまでお読みいただきありがとうございます。
次回から今成家と格闘技の話に寄っていく予定です。
このあと有料部分は浩司の天心武尊予想です。
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